【CS】しあわせな子 (ページ2)

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【性格】
明るく朗らかな年相応の少年らしい性格。今まで幸福な人生を歩んできたことが伺える、どこにでもいる平凡な少年。特にこれといって目立つ特徴がある訳ではないのだが、彼の纏う和やかで明るい雰囲気には周囲を自然と笑顔にさせる力があると評される。
近寄り難い雰囲気を放つ人物などにも自分から声をかけられるコミュニケーション能力の高さを誇り、それ故に交友関係も広い。本人曰く「怖くないわけじゃないけど、話してみないと何もわからないし」とのこと。「陽キャと陰キャの架け橋」というのはある友人の評。常に笑顔の輪の中にいるような人物。

心優しく友人想いであり、誰かが困っていたら迷わずに手を差し伸べることができる。それは友人以外の相手にも発揮され、困っている人であれば例え普段の相性が良くない人物であろうと協力を申し出る。公明正大な優しさの持ち主。友の喜びが彼の喜びであり、友の悲しみは彼の悲しみでもある。それ故に誰かが困っているのを見過ごすことができないようだ。
基本的に友のことは信じたいと考えており、疑ったり詮索したりすることなどはあまりない。友が自分に対して重大な隠し事をしていることに勘づいても、何か致し方ない理由があるのだろうと信じて気付かなかったふりを決め込む。恐らくそこに付け込んでしまいさえすればころりと騙すことができる。また、既存の決まりや枠組みなどに対して疑問を持つことなどもない。

共感性が高く、悲惨な事件などの話にはまるで自分のことのように胸を痛める。しかしそれと同時に心のどこかで「自分の周りでは起きないだろう」とも考えている。先の戦争を経験していない世代として幸福で平和な人生を歩んできたためか若干平和ボケのきらいがあり、自分を含む世の中を取り巻く諸問題を自分のものとして認識できていないのだ。今現在世間を騒がせている悪霊についても「自分の身近には現れないだろう」「自分の大切な人は大丈夫だろう」と根拠もなく信じている、というよりそう信じようとしていると表現した方が正しいだろう。戦争の話を聞けば聞くほど、それは自分とは関係のない昔の話のように思えてくる。彼の中にある「そうであってほしい」という願望がそう思わせている。
彼は今の平穏で幸福な日常を失うことを何よりも恐れているのだ。

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