vanilla

すき ページ27

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その夜タクシーを呼んで元太くんは帰ったけど



大丈夫だったかな、








よく考えたら




すき




そう言われたのはあの夜以来初めてかもしれない








酔った時に言うってことは本音だよね、？






その次の日会社に行ったら



元太くんが入り口にいて






元太「昨日ごめんね！気付いたらタクシーで家着いてたAちゃんの家行って話したことは覚えてるんだけど」



A「ううん、大丈夫だよ」





だって、すきっていわれたから




元太「もうそろそろいこっか」





少し前を歩いてエレベーターのボタンを押してくれる






他の人もいるからバレないように手を振って降りた




小林「Aちゃんおはよ〜」





席に着くといつものように小林さんが挨拶してくれる



A「おはようございます」


小林「あれ？なんかいいことあった？Aちゃん」



A「え？」



小林「だってなんか、にやけてたよ？」



って半笑いでいう小林さん





小林「…もしかして松田くん？」



A「……え？」



小林「あ、そうなんだ〜もうこれは昼休みお話ししないと〜」




こういう時勘が鋭い小林さん





でも小林さんにならいいかな？って思ってしまう







多分そこが小林さんのいいところ

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