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喉を流れていく赤ワインは、
口に入った瞬間から既に生温く、
つまりそれは彼の体温を携えて
私へと流れ込んでいくのである。
人はこれを口移しといい、
口元から溢れ落ちた赤ワインが
白シャツに染みを作るのもまた
風情というものかと私は思いながら、
彼の唇を受け入れていた。
漏れる吐息さえも、
飲み込まれてしまいそうなそれは、
時に深く、時に浅く、
私を益々翻弄していった。
彼のしっとりとした掌が、
私の輪郭を辿った。
その手は耳たぶを経由して首筋へ落ち、
鎖骨を撫でた。
ーーー
○○○です。色っぽくて切ないやつ置いときます。
＊ご本人様には全く以って関係ございません。
＊設定弄っています。苦手な方はリターンお願いします。
＊上司に登場する方にも関係ございません。
＊文字数多めです。
合間時間にはTwitterに短いの置いてます。暇つぶしにどうぞ。
○○○の戯言
.執筆状態：続編あり(完結)
.喉を流れていく赤ワインは、
口に入った瞬間から既に生温く、
つまりそれは彼の体温を携えて
私へと流れ込んでいくのである。
人はこれを口移しといい、
口元から溢れ落ちた赤ワインが
白シャツに染みを作るのもまた
風情というものかと私は思いながら、
彼の唇を受け入れていた。
漏れる吐息さえも、
飲み込まれてしまいそうなそれは、
時に深く、時に浅く、
私を益々翻弄していった。
彼のしっとりとした掌が、
私の輪郭を辿った。
その手は耳たぶを経由して首筋へ落ち、
鎖骨を撫でた。
ーーー
○○○です。色っぽくて切ないやつ置いときます。
＊ご本人様には全く以って関係ございません。
＊設定弄っています。苦手な方はリターンお願いします。
＊上司に登場する方にも関係ございません。
＊文字数多めです。
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○○○の戯言
.執筆状態：続編あり(完結)
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作者名：黒尾 | 作成日時：2019年7月3日 21時
