緑谷出久 ページ8
〜Aside〜
緑谷「あの………ありがとうございました！」
A「別に気にしなくても良いよ。私はただ自分の考えを言っただけだからね。」
無個性君の名前は、緑谷出久君らしい。
よし、緑谷君って呼ぼう。
緑谷「格好いいなぁ………僕もあなたやオールマイトみたいになれるかな………」
いや、オールマイトって誰やねん。
A(解析者、オールマイトとは誰だい？)
解析者(お答えします。オールマイトの本名は、八木俊典。個性は、【ワン・フォー・オール】。【力を蓄積する個性】と【個性を譲渡する個性】が融合してできた個性です。平和の象徴として絶大な人気を誇るNO.1ヒーローです。)
A(ありがとう。………たまに思うのだが、解析者の前では個人情報が筒抜けだな。)
解析者(お答えします。私はあなたの異能力生命体です。主のご命令であれば、国家機密の情報も検索できます。)
A(………それはまた今度な。)
我が家の解析者がまさかの情報チートだった件
ちなみにこの会話は０.２秒で終わったから、緑谷君には怪しまれてないよ。
A「私はなにもしていないよ。何度も言うが、私個人の考えを言っただけだ。オールマイトのようになりたいのであれば、今からでも鍛練を積んではどうだい？」
緑谷「鍛練………ですか？」
A「そうだね。文武両道でいくのは大変だが、どちらとも今君には必要なものだ。」
緑谷「そうですね………あの、名前を聞いていいですか？あと、これからも困ったことがあったらここに来ていいですか？」
A「ここに来るのは構わないが、私がいないときもあるかもしれないよ。あと、名前は………まあ、名無しとでも呼んでくれると嬉しいよ。まあ、君の好きなふうに呼ぶと良い。」
こっちの世界にも戸籍ないし、名前を名乗れないのは同じだけど、さすがに名無しじゃあ怪しまれるか。
緑谷「えーと………それじゃあ『空さん』で良いですか？」
A「ああ、君が呼びやすいのであれば良いよ。それじゃあ、また会えたときはよろしくね、緑谷君。」
緑谷「はい！本当にありがとうございました！」
うん、良い終わり方になったから良かったけど、結構時間たったな。
さてどこに行くかな？
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作者名：小説ワンコ | 作成日時：2019年6月16日 22時
