本質と個性 ページ12
(キャラのしゃべり方がおかしいかもしれません)
〜Aside〜
A「さて、次は君に質問だ。彼女がヴィラン向きだと言うが、私はそうは思わない。何故かわかるかい？」
男の子「そ、そんなの知らないよ！」
嫌々、知らんで済むほど、世の中は甘くないよ。
A「まず、彼女は怪我をしたら痛いからと絆創膏をあげると言ったね？ヴィランならば、放っておくか、逆にもっと酷くなるように傷つけるのがヴィランだ。ここまではわかるかい？」
男の子「………うん。」
A「彼女の個性は、人を操るのだろう？ならば、君が大きな声で周りに言う前に君を操って、自分の個性を知られないようにしてから、君に悪さをさせて君は悪者にするはずだよ。」
男の子「っ！！」
A「ここまで言えばわかるかな？個性にヴィラン向きヒーロー向きなんてものはない。使う本人次第だよ。」
男の子「………」
男の子が俯いている。
小さい子って理論付けて説明しても理解しないでわがまま言うけど、この子はどうなんだろう？
女の子「お姉さんは………」
A「ん、なんだい？」
女の子「お姉さんは………私の個性でも………ヒーローになれるかな？」
A「なれるよ。」
女の子「ほんと？」
A「ああ。君の個性がヒーロー側にいれば、すぐにヴィランを捕まえることが可能だ。君がヒーローになりたいと思うのならば、周りを気にせず、自分の個性を上手く扱えるように練習してみたらどうかな？」
女の子「………うん！」パァ
ああ………やっぱり小さい子の笑顔って癒される。
治とか中也みたいに可愛いげのない男子より天使のような子の方がやっぱり癒しになる。
女の子「ありがと、お姉さん！わたし、がんばる！！」
A「ああ。君にもちゃんと味方がいることを忘れてはダメだよ。」
女の子が走って行った後、男の子も慌てて女の子を追いかけていった。
………謝りたいのかな？
？「なぁ」
A「ん、なんだい？」
後ろにいたのは、紫色の立った髪と濃い隈が特徴的な少年だった。
見た目的には、緑谷君と同い年ぐらいかな。
？「アンタがさっき言ってた事って………本当なのか？」
A「ふむ、先程と言うと個性のヴィラン向きヒーロー向きの話かい？」
？「………人を操る個性でも、ヒーローになれるって言う話の事だ。」
うん、この子にその事がなにか関係あるのかな？(((￣へ￣井)
A(解析者。)
解析者(お答えします。彼は、心操人使。個性は、【洗脳】。彼の問い掛けに答えた者を操る事が可能です。)
A(また、すごいのが来たね。)
終わり
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作者名：小説ワンコ | 作成日時：2019年6月16日 22時
