好物 ページ17
〜景持side〜
紗綾「お父さんの事、知らないからわかんないよ。」
知らないからわからない、ですか。
見たところ、この子供__紗綾さんにとっては父親という存在に対してはそこまで敵意がなさそうですね。
今はとにかく信頼関係を気づくことが先決でしょうね。
紗綾「ねえ、どうやったら死ねるの？」
景勝「………え？」
景家「ま、待てっ！早まるんじゃない！」
「死にたい」
まずは紗綾さんがこの言動を取るようになった理由を探りましょうか。
このような幼い身で、ここまで追い詰めるような環境におかれていたのなら下手に聞かない方がいいと思いますが、信頼関係を築くために会話は必要不可欠です。
その会話のどこかで彼女の地雷を踏むかわかりませんからね。
今はまず、話をそらしてみましょう。
景持「紗綾さんは、好きな食べ物などはありますか？」
紗綾「………？」
おや、首をかしげています。
あまりに脈絡のない話なので驚いてしまったのでしょうか？
景家「景持？なぜ、食べ物の話なんだ？」
兼続「景家さん、ちょっと黙っていてください。」
おや、さすが兼続。
俺の意図をなんとなくでも察してくれたのですね。景家も見習ってほしいです。
紗綾「………」(¬_¬)
やはり怪しまれていますね。
紗綾「………梅干しとあんみつ」
景持「梅干しとあんみつですか？」
紗綾「お母さんがお父さんと一緒に食べたって言ってて………食べさせてもらって気に入った。」
景持「おや、そうなんですか？」
美月さんがまだ紗綾さんを身ごもる前は、謙信様と一緒によく食べに行っていましたからね。
紗綾「でも………」
景持「？」
紗綾「お母さんが………お父さんが梅干し食べ過ぎていないか心配………って言ってた。」
おやおや。
やはり美月さんは謙信様の体が心配なんですね。
謙信様の方を見ると、少々気まずそうな顔をしています。
ですが、やはり紗綾さんを一人きりでこの客室に寝泊まりさせるわけにはいきませんね。
死にたいと言っているいじょう、下手に一人きりにさせたりすればまた怪我をする可能性もあります。
それに紗綾さんの血の匂いは美月さんを軽く上回るほどの甘い匂いです。
俺や謙信様、景家や景勝様や兼続は耐えれますが、他の人狼がそうとも限りませんからね。
後で謙信様に進言し、変更させてもらいましょう。
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桜夏幹(プロフ) - 戦ブラ思い返して検索したらあったのでまた涙がうぅ泣 更新されないかなぁ(っ ॑꒳ ॑c)ﾜｸﾜｸでふ！ (6月26日 11時) (
レス) id: 3d710f5422 (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - 千です！小説を書かせていただきます！少し寄せてしまいます。申し訳ありません (2019年9月20日 18時) (レス) id: 078ef9217c (このIDを非表示/違反報告)
小説ワンコ(プロフ) - 少々早いかもしれませんが、番外編というものを書いたほうがいいのでしょうか？友人いわくあったほうが楽しめるんじゃないかと。意見お待ちしております。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 14f0588910 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - わかります^ ^私もあれ？どういう口調だっけ？ってなって更新が遅くなりましたし…あと信長さんも (2019年2月21日 0時) (レス) id: 51fccaa6a6 (このIDを非表示/違反報告)
小説ワンコ(プロフ) - 謙信さんのキャラがちょっと難しい……… (2019年2月9日 9時) (レス) id: 14f0588910 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小説ワンコ | 作成日時：2018年12月28日 0時
