二年との合同授業 ページ29
〜ユキside〜
教室に戻れば、次の授業が二年生との合同授業だと言うことがわかりました。
魔法薬学の時間が始まり、二年生は自由に組分け、一年生はクジで分けられることになりました。
まあ、やはりと言いますか、私の相方はルキになりましたけど。
私たちが組む二年生は…………
リド「ああ、君達か。」
ジェ「あなた方が噂の…………。」
リドル・ローズハート先輩とジェイド・リーチ先輩です。
リドル・ローズハート先輩は、グリムが問題行動を起こしたあの入学式で、グリムを無力化させた人です。
ジェイド・リーチ先輩は、なんと言うか少々一筋縄ではいかなさそうな人ですね。
ユキ「今回はよろしくお願いします。」
ルキ「お願いしまーす……って入学式の人だ。」
リド「ああ……君達も色々と災難だったな。」
ルキ「別に慣れてるから良いよ〜。」
ユキ「ええ。厄介事には慣れていますから。」
トリップした先も転生した先もまともなところは少なかったですし。
ジェ「慣れている…………というのは？」
ユキ「授業も始まりますし、やりながらはどうですか？」
ルキ「そだね〜。」
さて、そんなこんなで魔法薬学の時間が始まりました。
ルキ「うわぁ……意味不明なもんしかねぇ……。」
ユキ「不思議ですね……ってルキ、それは違いますよ。」
ルキ「え、これじゃねぇの？」
リド「ああ、それは見た目や匂いがそっくりで間違えやすい。」
ユキ「光にかざせばわかります。色が変化しますから。」
ルキ「あ、ほんとだ。……分かりにくい。なんか、爆弾とか作ってる気分だ。」
…………爆弾よりも毒物の調合では？
ユキ「間違えたら、爆発したりするんでしょうか？」
ジェ「いえ、これなら失敗したとしても色が変化するだけです。…………あの、爆弾というのは？」
あれ？知らないんでしょうか？
ユキ「敵を広範囲で攻撃するものです。」
リド「攻撃？魔法のようなものか？」
ルキ「ううん。戦争とかで使われるよ。」
戦争があった世界ではそのままの意味で使っていますが、最近はマフィアの抗争の隠語として使っているんですよね。
あれも範囲は小さいですが、やっていることは戦争のような行為ですし。
リド「なっ、戦争だと！」
…………何故驚いているのでしょう？
ルキ「？なに、驚いてるんだ？」
ユキ「戦争なんて良くあるでしょう？」
リド「あるわけないだろ！」
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小説ワンコ(プロフ) - ミコトさん» 感想ありがとうございます！ (2020年8月6日 23時) (
レス) id: 880f149554 (このIDを非表示/違反報告)
ミコト - とても面白いです！どの話も好きなのですが，特に“女性の扱い”という回の話がとても好きです！！！！因みになんですが，2，3年生の場合はどんな答えを返すのでしょうか？更新頑張ってください♪ (2020年8月6日 21時) (レス) id: fa6597a756 (このIDを非表示/違反報告)
小説ワンコ(プロフ) - ゆきなさん» 感想ありがとうございます。戦争も抗争もいらないものです。 (2020年7月19日 17時) (レス) id: 880f149554 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - さくらちゃんの両親も戦争で…くっ織田作〜！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月18日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
小説ワンコ(プロフ) - 遊さん» 感想ありがとうございます。 (2020年7月9日 22時) (レス) id: 880f149554 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小説ワンコ | 作成日時：2020年5月3日 17時
