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ある意味地獄の鬼ごっこ（２） ページ41

〜ユキside〜


私はいつになったら、私の愛しい弟に会えるのかしら？


？「ほう？長秀達から逃げ切るとはな。」


今度は誰よ………私、そろそろ疲れてきたんだけど。


？「姉上っ！！」


後ろから、愛しい弟の声が聞こえてきた。


ユキ「蘭丸！？」
蘭丸「姉上！！大丈夫ですか？また勘違いされたんですか？」


後ろから、私の愛しい弟である蘭丸が焦った顔で走ってくる。

はい。

まさにその通りです。


ユキ「うん。非常に残念ながら………あ、そうだ。はい、これ。蘭丸の荷物。」
蘭丸「あ………ありがとうございます………じゃなくて！！姉上、怪我はありませんか？勝家さん達に追われているところを見かけたのですが………。」


勝家さん？

赤い髪の人と紫色の髪の人のどっちかが、その勝家さん？って言う人なのかしら？


？「蘭丸！！そいつを捕まえろ！」


私の事を追いかけてきた赤い髪の人が、蘭丸の向かって言ってきます。


蘭丸「違いますよ、勝家さん！！彼女は姉です！！」


あ、あなたが勝家さんなのね。


？「蘭丸の姉………？いったいどういう事ですか？蘭丸？」


勝家さんの後ろから走ってきた紫色の髪の人が、蘭丸に聞いています。


この後なんとか、弟が必死で誤解をといていたけれど、まさか弟の仲間にまで勘違いされるとは思わなかったわ。

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