小さくなった星の戦士(4) ページ5
〜アキside〜
?「悪い、博士!遅くなった!」
アキ「あの、彼は?」
灰原「ああ、安心してちょうだい。あなたと同じように、黒い服の男に殴られて薬を飲まされて小さくなったのよ」
アキ「…………僕と同じ立場ということなんですね」
灰原「そうね」
まあ、予想はついていたんだけどね。
それにしても彼、かなり頭がキレるみたい。
僕が裏道にいたことを一瞬でわかってしまうなんて…………これは僕の立場もしっかりと知らせておいた方が後々厄介なことにならなさそう。
江戸川「なるほどな……」
アキ「信じてもらえないと思います。ですが同じ立場である以上、元に戻るまでは協力関係ですから隠し事はできませんし」
江戸川「信じられねぇけど…………本当の事なんだよな?」
アキ「はい」
セーラー戦士のことをかいつまんで話せば最初は半信半疑だったようだけど、変身して見せれば信じてくれた。
まあ、彼の性格からして非現実的なことは信じなさそうだなとは思ったけど。
今の現実は完全に非現実的だけどね。
灰原「そうなると、余計にあなたのお姉さんたちに知らせるのは危険なんじゃない?あなた達の敵にとってはあなたが幼児化すれば、弱体化している時ほど攻撃のチャンスはないでしょうし」
アキ「ですが…………姉さんたちになんと言えばいいのでしょう?できれば、無事なことだけでも知らせたいのですが」
ただでさえ敵がいるというのに、僕のことで余計な心労を加えたくない。
あの人は、僕ではなくプリンセスを守らなければいけないんだ。
そう思った瞬間胸がチクリと痛んだけど、それには気づかないふりをした。
…………どうせどんなに想っても、姉さんが僕のことを一番に考えてくれることなんてないのに。
江戸川「なら、無事であることと知り合いの家にいることだけを伝えるのはどうだ?さすがに言わないとなると、警察に届け出を出される可能性がある。そうなれば、組織の方もお姉さんの方を危険視して消す可能性がある」
江戸川君の言葉にうなずきながら、急いでメールを作成する。
…………早くこんな想いを捨てなきゃ。
こんな想い、姉さんにとって迷惑にしかないだろうから。
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マリコ - あのすみませんもう10月になりましたのでリクエスト消化とセーラームーンリクエストを楽しみにしています。 (2021年10月4日 1時) (レス) id: bb49c1c365 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました。 (2021年8月19日 14時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - リクエスト消化を楽しみにしています。 (2021年8月19日 0時) (レス) id: ebba95fe77 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - 赤坂さんとヒロインがデートしてる最中にキメラアニマとヤラネーダも現れたらいちごちゃんとみんとちゃんとれたすちゃんと歩鈴ちゃんとざくろさんとまなつちゃんとさんごちゃんとみのりちゃんとあすかさんとローラーちゃんもヒロインの前で正体を明かしてあげてください (2021年8月10日 1時) (レス) id: 20944b82be (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました (2021年8月8日 10時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小説ワンコ | 作成日時:2021年7月11日 20時