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交じり合う二つの光(5) ページ35

〜ユキside〜


それは、いきなりだった。


ユキ「なんで、よりによって今なの!?」


圭くんと出かけた先のデパートの近くで、キメラアニマとあの謎の怪物が暴れていた。

『ヤラネーダ』って叫んでるから、仮名で『ヤラネーダ』って私達は呼んでいるけど。

そのヤラネーダも暴れていたことで、町はもう大混乱だった。


とにかく、なんとか倒さなきゃ。


そう思って、私は圭くんに皆を呼んでくるように言って物陰に隠れた。


…………キメラアニマとヤラネーダを一人で相手するって出来るのかな?



ユキ「時間稼ぎしか…………できないよね」


どんなに考えても、私一人であの二体の怪物を倒せる気がしない。

そう考えていたら、キメラアニマの方がどんどん町を壊し始めてる。



…………これ以上、お姉ちゃんたちが住んでるこの町を壊させない!!




ユキ「ミュウミュウラズベリー メタモルフォーゼ!!」



私がそう叫んだ瞬間、私の周りを赤紫色の光がつつんだ。

服が変わって、小さな耳と細長いしっぽが伸びる。


変身が終わった瞬間、キメラアニマが小さな女の子を攻撃しようとしていた。


ユキ「させない!!」


女の子とキメラアニマの間に入って、攻撃を防ぐ。

…………すごく重い。


ユキ「ううう…………早く逃げて!!」


私がそう言えば、女の子は泣きながら走って行った。

女の子が逃げた瞬間、今度はヤラネーダの攻撃が来た。


「うぐっ!?」


なんとか避けれたけど、ジャンプした瞬間キメラアニマの腕が飛んできておもいきりお腹に当たってしまった。

そのまま、飛ばされれば背中に衝撃と痛みが走ってようやく止まった。


「うう…………」


背中が痛い。

息が苦しい。


なんとか立ち上がろうとすると、私の目の前をヤラネーダたちが横切る。

大きなヤラネーダたちが歩くせいで、もう何もかもがぐちゃぐちゃに破壊されてしまった。


ユキ「行かせない…………」


これ以上行かせたら、余計に壊れてしまう。


壊さないでよ。


いちごお姉ちゃんたちがいる町を。

まなつお姉ちゃんたちと出会えたこの町を。






ユキ「これ以上…………お姉ちゃんたちがいる町を壊さないでよおおおおおおおお!!!!」

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マリコ - あのすみませんもう10月になりましたのでリクエスト消化とセーラームーンリクエストを楽しみにしています。 (2021年10月4日 1時) (レス) id: bb49c1c365 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました。 (2021年8月19日 14時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - リクエスト消化を楽しみにしています。 (2021年8月19日 0時) (レス) id: ebba95fe77 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - 赤坂さんとヒロインがデートしてる最中にキメラアニマとヤラネーダも現れたらいちごちゃんとみんとちゃんとれたすちゃんと歩鈴ちゃんとざくろさんとまなつちゃんとさんごちゃんとみのりちゃんとあすかさんとローラーちゃんもヒロインの前で正体を明かしてあげてください (2021年8月10日 1時) (レス) id: 20944b82be (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました (2021年8月8日 10時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小説ワンコ | 作成日時:2021年7月11日 20時

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