夜の顔は、鬼に気に入られる(4) ページ18
〜ユキside〜
氷麗「お嬢!無事ですか……って!?」
茨木「……チッ」
ガラリと障子を開けた先には、驚いた表情を浮かべている氷麗が入ってきた。
うん、その驚く気持ちはわかるよ。
私も、いろいろな意味で驚いたから。
あと、茨木童子。
うちの子を見て、舌打ちするんじゃない。
こんなおばさんでも妹に欲しいと思うほどいい子なんだから。
ユキ「ああ、氷麗。無事か無事じゃないかと言えば微妙だけど、とりあえずこの男を叩き出すのを手伝ってくれないかしら?」
氷麗「お嬢に何しているのよ、この男!!」
私がそう言えば、氷麗は氷の薙刀を作り出し茨木童子に向かって振り下ろした。
さすがに、そのままいたら負傷するからか茨木童子は避けたけれど。
そのまま部屋から出る茨木童子に、氷麗は追わずに私の近くに来てくれる。
私の服を気にしているところを見ると、私が別の意味で襲われたかもしれないと心配してくれたのだろう。
氷麗「お嬢、ご無事ですか!」
ユキ「無事よ。ごめんなさいね、不覚をとったわ」
氷麗「いえ!」
うん、良い子。
それにしても、いまいち状況が読めない。
どうして、敵である茨木童子がここにいるのだろう?
…………まさか、敵襲とか?
ユキ「悪いけれど、状況を教えてくれる?」
氷麗「はい!」
そう思いながら氷麗に聞けば、状況がかなり面倒くさいことになっているのがわかった。
何故か、夜に奇襲してきた京妖怪たち。
対処しようにも、前回戦った何人かの姿が見えない。
茨木童子も、姿が見えないうちの一人だったらしい。
ユキ「なんとまあ、面倒くさいことに。京妖怪って言うのは、暇なのかしら?それとも、危機感が欠如しているのかしら?」
氷麗「どうしますか、お嬢?」
ユキ「あの鬼の狙いは、私のようだけどね」
氷麗「どうりで邪魔されると思えば…………」
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マリコ - あのすみませんもう10月になりましたのでリクエスト消化とセーラームーンリクエストを楽しみにしています。 (2021年10月4日 1時) (レス) id: bb49c1c365 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました。 (2021年8月19日 14時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - リクエスト消化を楽しみにしています。 (2021年8月19日 0時) (レス) id: ebba95fe77 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - 赤坂さんとヒロインがデートしてる最中にキメラアニマとヤラネーダも現れたらいちごちゃんとみんとちゃんとれたすちゃんと歩鈴ちゃんとざくろさんとまなつちゃんとさんごちゃんとみのりちゃんとあすかさんとローラーちゃんもヒロインの前で正体を明かしてあげてください (2021年8月10日 1時) (レス) id: 20944b82be (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました (2021年8月8日 10時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小説ワンコ | 作成日時:2021年7月11日 20時