夜の顔は、鬼に気に入られる（３） ページ17
〜ユキside〜
目を開ければ、いつも通りの自室の天井…………ではなく卒塔婆で顔の左半分を覆っている奇抜な容貌の男の顔があった。
左右をチラリと見れば、目の前の男の両腕によって私の両腕は布団に縫い付けられている。
う〜ん、これって俗に言う『床ドン』ってやつかな？
とりあえず思ったこと。
中身がおばさんだと、床ドンはキュンッとはこない。
あと感じるとしたら、命と貞操の危機。
ユキ「よくもまあ、敵陣営の女の部屋に侵入なんておかしなことができるね。私には、全く理解できないわ」
茨木「この状況で、よくそんなことが言えるなぁ」
嫌味を込めてそう言えば、卒塔婆で隠されていない右半分の顔が笑みを浮かべている。
心底面白い。
表情的には、こんな感じだろう。
ユキ「それで、どういうご用件で？」
茨木「俺たち側につけ」
頭イカれているの、こいつ？
というか、こんな状況になっているけど一応私はこの男が所属している組織の敵組織の跡取りだ。
妖怪の任侠っていうのは人間とは違って男女関係ないようだから、お坊ちゃまが覚悟を決めたことで私はに跡取りという扱いになっている。
つまりこの男は、(今は女とはいえ)敵組織の跡取りを味方に引き入れようとしている。
それともあれか？
情報目的か？
ユキ「寝言は、寝てから言うものだったはずだが？」
茨木「俺の物になれ」
ユキ「頭がイカレてんじゃないの？すぐに、頭の医者にでも行けば？」
茨木「俺はお前が気に入った」
人の話を聞けよ。
ユキ「人の話を聞けと言われたことはない？頭の医者に行く前に、耳鼻科に行った方がいいね」
茨木「俺は妖怪だぞ？」
ユキ「見れば、わかるわよ」
人間には、この男のように卒塔婆で顔を半分隠すなんて格好をしている人はいない。
そう言えば、なんだか部屋の外が騒がしいような気がする。
この男がここにいるということは、敵襲だろうか？
とりあえず、誰でもいいから来てくれるとありがたい。
体制と無駄に強い力のせいで、この男を上からどかすことができない。
そう思っていると、ドタドタと誰かが走ってくる音が聞こえてきた。
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マリコ - あのすみませんもう１０月になりましたのでリクエスト消化とセーラームーンリクエストを楽しみにしています。 (2021年10月4日 1時) (
レス) id: bb49c1c365 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました。 (2021年8月19日 14時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - リクエスト消化を楽しみにしています。 (2021年8月19日 0時) (レス) id: ebba95fe77 (このIDを非表示/違反報告)
マリコ - 赤坂さんとヒロインがデートしてる最中にキメラアニマとヤラネーダも現れたらいちごちゃんとみんとちゃんとれたすちゃんと歩鈴ちゃんとざくろさんとまなつちゃんとさんごちゃんとみのりちゃんとあすかさんとローラーちゃんもヒロインの前で正体を明かしてあげてください (2021年8月10日 1時) (レス) id: 20944b82be (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - マリコさん» 了解しました (2021年8月8日 10時) (レス) id: 49cde1a4d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小説ワンコ | 作成日時：2021年7月11日 20時
