会合の終わりと交わされる会話 ページ10
(川村said)
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優花の言葉に、フィッツジェラルドさん・・・否、長いので略そう。
フィッツさんが、怪訝そうに聞く。
「確かに云ったが・・・それが何だ？」
『捜し物をする時、気をつけるべき事が二つあります。
一つは、人になるべく頼らない事。
二つは______
捜し物に夢中になりすぎない事、です。
そうしないと・・・本当に大切な物を、失くしてしまう事になりますから』
少々脅しの様に聞こえるが、他に云いようが無かったのだろう。
大方、彼に親近感の様な物でも湧いたのだろうが・・・本人は気付いていない。
自身の目に・・・少しの陰りがある事に。
そのせいか、周りも静かになった様な気がする。
「フッ・・・御忠告、心に留めておこう」
それを破ったのは・・・紛れもない、フィッツさんだった。
優花の言葉を鼻で笑い、出て行く瞬間振り向き云う。
「明日の朝刊にメッセージを載せる。
よく見ておけ親友、俺は欲しいものは必ず手に入れる」
社内を騒がせた会合は、こうして終わりを告げた。
皆がそれぞれの持ち場に着き、私も仕事に戻ろうとした時「ねぇ」と声が聞こえた。
振り向くと、飴を咥えた乱歩さんが。
何を聞かれるか予想はつくが・・・昨日とは違い、ここは社内。
普段通りにしよう。
「どうしましたか、乱歩さん。あ、駄菓子ならあの棚に・・・」
「君、昨日話した事以外に何か隠してるだろ。______何を隠してる？」
「・・・」
流石は世界一の名探偵・・・勘付いてたか。
そう思い直ぐには彼の質問に答えず、横目で優花を見る。
仕事をしている様で、熱心にキーボードを打ち込んでいる姿があった。
私も彼も、小声で話している為心配は無いが今聞かれると後々面倒なので、念の為だ。
______そう、��今��は。
「乱歩さんなら、既にご存知なのでは？」
「まぁね。でも、僕が今聞いているのはそれじゃない」
「・・・というと？」
そう聞くと、彼は口を開いた。
同時に、近くを通った資料を運ぶ事務員さんが、余りの重さに耐え切れずそれを落とした。
バサバサと激しい音がして、周りから乱歩さんの声を遮る。
が、当然近くにいる私には聞こえていて。
私は答えた。
「
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ただの本好き(プロフ) - 番外編を作りました。宜しければリクエストご応募下さい！ (2019年2月18日 16時) (
レス) id: 1d708256dc (このIDを非表示/違反報告)
Toua(プロフ) - 私は太宰さん！あと、ドストエフスキーさんとか、中也も大好き！賢い所とか強い所に惚れちゃったです(////∧////) (2018年12月5日 0時) (レス) id: 704eb57210 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本好き(プロフ) - Touaさん» お返事遅くなって申し訳ございません・・・！そうですね、文ストのキャラは皆魅力的なのでとても迷いますが・・・選ぶなら新旧双黒ですね。あの四人のやり取りが面白くて好きです。Touaさんは？ (2018年12月4日 19時) (レス) id: 1d708256dc (このIDを非表示/違反報告)
Toua(プロフ) - ただの本好きさん» 確かに、双黒の戦闘シーンとかは最高ですね！ただの本好きさんの推しは誰ですか？ (2018年12月3日 21時) (レス) id: 704eb57210 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本好き(プロフ) - Touaさん» 私は全部好きです。アニメでは確かに漫画や小説ではある所が省略されてしまうけど、声があるし戦闘シーンでは絵や文章では味わえない迫力がありますから！ (2018年12月3日 20時) (レス) id: 1d708256dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただの本好き | 作成日時：2018年11月4日 14時
