１１８話 ページ21
｢……？ なんだよお前ら｣
いい笑顔で首を傾げた１０年後のディーノさんは昨日の歓迎会後に来たらしい。
ディーノさんも朝食を一緒にとることになって食卓を囲んだのだが、ご飯はボロボロこぼすし、ウインナーやレタスはテーブルに転がすし、他の物も上手に食べる様子が見られなくてどうしたものかと視線を向けていた。
当の本人は自分の食べ方が周りと比べて汚いことに気付いていないのか気にしていないだけなのか、のほほんとしていた。
そんなディーノさんが本格的な匣兵器の修業を仕切る家庭教師になるなんて言われて心配にならないはずがない。
集められた私、ツナくん、獄寺くん、山本くん、笹川先輩、クロームちゃん、ランボくんは｢よろしくな｣という挨拶に返答できずにいた。
｢ってことで始めるが……その前にクローム、意思確認だ｣
名指しで指名されてピンと背筋が伸びたクロームちゃん。
｢お前はボンゴレ守護者であると同時に骸の一味でもある。ミルフィオーレとの戦いには味方として数えていいのか？｣
クロームちゃんはその問いかけに力強く頷いた。
｢私、もっとちゃんとして……強い人になりたいから……。それが、過去に帰ることに繋がると思うから……｣
ここにいる皆、誰ひとり欠けることなく過去に帰りたがっている。
性格はバラバラな私たちの中で、それだけは共通の思いだった。
｢よし頼んだぜ。それとランボにも本格的な修業をしてもらう。白蘭を倒すには守護者全員の力が必要だ｣
当たり前の話、ランボくんは急成長を遂げることもなく、５歳児のままだ。
１０年バズーカを使えない今、彼まで修業をする意味があるのか。
｢オレはこの時代のツナに聞いてお前たちのボンゴレ匣のことを多少は知っている。そこから考えてそれぞれに違う修業してもらうつもりだ｣
ここにはいない雲雀さん。
彼は既にディーノさんとの修業を開始しているらしい。
ツナくんは正しく
獄寺くんは匣初心者である笹川先輩とランボくんの面倒を見ることに。
クロームちゃんは半分の時間を幻覚強化に、もう半分をビアンキさんとイーピンちゃんと格闘能力アップにあてる。
山本くんは待機。
ディーノさんの言葉を聞く限り、誰か来るみたいだったけれどそれが誰かは分からない。
｢そしてAの家庭教師はオレだぞ｣
｢また、よろしくね｣
ニッと笑うリボーンくんに私は心残りがあるまま微笑み返した。
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小学7年生(プロフ) - モナ子さん» ありがとうございます！楽しんでいただけたようで何よりです(^-^) 頑張ります、ありがとうございます！！ (2020年9月24日 19時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
モナ子 - 面白すぎて一気に読んじゃいました！番外編最高すぎます…( ・∇・) こういうのって大体キャラ崩壊してるのに作者様のキャラはキャラのままで尊敬します！これからも頑張ってください！ (2020年9月23日 21時) (レス) id: 2a3f107de3 (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - めろさん» めろ様、コメントありがとうございます。大変お待たせしましたがこの度連載再開させていただきます。もしよろしければ暇つぶし程度にお使いください。作者の体調まで気にしてくださり感謝致します。めろ様も十分お気をつけくださいませ。 (2020年8月22日 20時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
めろ - 久しぶりにずっと楽しんで読めれる作品に出会ったので更新停止とても悲しいです（ ; _ ; ）書き直しの更新楽しみにまってます、世界情勢も大変な状況なのでお体にお気をつけてくださいね。 (2020年8月10日 14時) (レス) id: afb9e59317 (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - トツキさん» トツキ様、コメントありがとうございます。そんなことを言っていただけてとても光栄です。できるだけ早めに更新出来るよう書き直しを進めさせていただきますので、お待ちいただけると嬉しいです。 (2020年5月26日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学7年生 | 作成日時：2020年5月2日 20時
