９４話 ページ46
｢つまり未来がやばいから何とかしなければ、ということですね｣
XANXUSさんを除くヴァリアー幹部を前に説明を受けた私。
頭をフル回転させながら難しい話を絶対一発で理解しなければと、そうしなければ待ち受けるのは死のみだと言い聞かせた。
火事場の馬鹿力とでもいうのか、その方法は割と上手くいっておおよそは理解できた。
非現実的であるだけで難しい話ではなかったのが救いだ。
まずここがイタリアのヴァリアー基地であること。
私は１０年バズーカというものに撃たれ未来に来たであろうに、ここは９年と１０ヶ月とちょっとしか経ってないこと。
ベルフェゴールさんのそっくりさんは未来のベルフェゴールさんだったこと。
学校を休んでいたツナくんたちもここに飛ばされていること。
過去に帰れなくて困っている(ヴァリアー的には願ったり叶ったりと言っていた)こと。
この時代にいる“ミルフィオーレ”というグループの“入江正一”さんを倒せば過去に帰れること。
今この基地はそのミルフィオーレに取り囲まれていること。
これまで籠城を決め込んでいたが明日勝負に出ること。
｢うっわー、頭の悪そうなガキって感じの発言｣
｢てめーもガキだろ｣
自己紹介を受けたため、カエルを被った少年はフランさんということが判明した。
なんでもバイパー……とは呼ばれてはおらず、マーモンくんの代わりでカエルの被り物を
｢一つ、質問なんですけど……｣
遠慮がちに手を上げるとスクアーロさんが｢なんだぁ｣と質問を許可してくれた。
｢１０年後の私は“
返ってきたのは肯定でも否定でもなく沈黙。
何かまずい質問だったのだろうか。
｢……あなたはね、ある計画を知ってそれを止めさせるために単身イタリアに来てたの。でも失敗しちゃって重症を負って逃げてきた。それをボンゴレのよしみってことで助けたのよ。……２か月くらい前のことだったかしら｣
沈黙を破って話してくれたのはルッスーリアさん。
言いずらそうに眉を下げて、顎から頬にかけてに手を当てた。
｢ある計画？｣
｢ミーもうお腹ペコペコですー。先にご飯にしませんかー？｣
フランさんの絶妙に気の抜けた声が重たい雰囲気を吹き飛ばし、ヴァリアーの皆さんは若干伏せていた瞼をハッと開ききった。
しかし話の続きは少し先になるらしい。
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小学7年生(プロフ) - ケダマさん» なるほど！ 時間とアイデアがわき次第ですが作ってみたいです！ わざわざありがとうございます^^ (2020年5月3日 9時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
ケダマ - 小学7年生さん» そうなですね！ アドバイスというか、私の願望()なんですけど、非日常(獄寺がちっちゃくなるみたいな)を短編にして、続編は学校行事を中心にしてみてはいかがでしょう？ (2020年5月3日 0時) (レス) id: 646688083a (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - りんこ@ゴリラじゃないさん» 下のケダマ様に対する返信と同様でございます。わざわざコメントしていただいたのにすぐにお応えできず申し訳ございません。 (2020年5月2日 19時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - ケダマさん» コメントありがとうございます。楽しそうですね！ 未来編に入ってからは戦闘しか続かないので作ってみたいとは思っています。ですが本編完結後にそういった話を作るか悩んでおりまして……。そういう訳でもう少しだけ考えさせてくださいm(_ _)m (2020年5月2日 19時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
りんこ@ゴリラじゃない - 便乗コメント失礼します！私も短編とかあると嬉しいです！日常編的な… (2020年4月30日 19時) (レス) id: a123e2cd2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学7年生 | 作成日時：2020年4月19日 17時
