３８話 ページ40
結果、ランボくんは負けてしまった。
１０年バズーカというもので５歳のランボくんは一五歳に、さらにそこへまた１０年バズーカを打ったことで二五歳のランボくんが相手と戦った。
けれどそのバズーカで交代出来るのはたったの五分間。
二五歳のランボくんが攻撃を受けていたタイミングでタイムリミットが来てしまい、五歳のランボくんは受け止めきれずに倒れた。
その時点で勝敗は決していたのに相手は動かないランボくんを踏んずけたりと追い打ちをかけた。
ランボくんを助けるためにと屋上に建てられていた避雷針をツナくんが熱で溶かし、何とかランボくんを救出することは成功。
けれどフィールドを壊したことが勝負への妨害とみなされた。
そして雷のリングと大空のリングが相手側へと渡ってしまった。
私一人ではランボくんのお見舞いにすら行けない。
ランボくんを中山外科医院に送り届けた帰り道そんなことを考えた。
私が一人でいるとリングの送り主はそこを狙ってくる。
だからヘタに動けない。
皆は戦いに備えて力をつけなければいけないので私のために割く時間もない。
私でも扱える武器などはないのだろうか。
運動はあまり得意ではない。
五○メートル走は九秒台だし、体力測定で人に見せても恥ずかしくない記録なのは長座体前屈くらい。
戦えるようにとまではいかなくても、牽制や逃げるための時間稼ぎをするとか。
「オレ、本当にあの時、勝負に割って入って良かったのかな……」
雷のリングだけでなく大空のリングまで奪われてしまった。
昨日笹川先輩が勝ったのに一気に不利な状況になってしまったためにツナくんは自信がなくなっている。
「よかったぞ。部下を見捨てるようなボスはボンゴレにはいらねーんだ」
私もリボーンくんと同意見だ。
人の上に立つ人が、支えてくれる存在を蔑ろにするなんてあってはならない。
「……リボーン、オレ……もっと強くなりたい」
ニヤリと口角を上げたリボーンくん。
「第三段階の修行は更に厳しいぞ」
「うん」
助けたい人がいるのに何もできないのはもう嫌だ。
すべきがことがあるのに、私のせいでそれができなくなるのも嫌だ。
「リボーンくん」
こんな大変なことになってるのに、まだモブとか言っていられない
私だって、主人公になれるのだと。
「私にも使える武器とかってあるかな」
そう、証明してみせる。
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小学7年生(プロフ) - 雛。さん» 雛。様、コメントありがとうございます！そのコメントが嬉しいです〜！！ちまちま更新しますので今後ともよろしくお願いします！ (2021年12月8日 18時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 加筆嬉しいです。ありがとうございます (2021年12月8日 8時) (レス) @page11 id: 9ec0000aae (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 弥冬さん» ありがとうございます！ これからもニヤニヤしながら読んでいただけるよう頑張ります！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 霧菜☆紗理屋さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！ これからも読んでくださると嬉しいです！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
弥冬(プロフ) - 面白くてニヤニヤが止まりません！応援してます (2020年4月14日 0時) (レス) id: 0c4007c939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学７年生 | 作成日時：2020年4月13日 11時
