３０話 ページ32
犯人があの人たち以外だとして、目的はなんだろうか。
第三陣営が漁夫の利を狙っている？
いや、それなら自分たちの存在をアピールする意味がない。
「あの時XANXUSが話に乗ったのは、いい脅しの材料になると思ったからだろうな。結果、真犯人が別にいるとオレたちに教えちまったが」
赤ちゃんとは思えない頭脳プレイだ。
謎は増えたが、真相には近づいた。
「まあAが狙われるかもしれねーのは変わらねぇ。てことで、危ねーからしばらくはツナん家に泊まることになったぞ」
「んなっ！？」
「いいな、楽しそうで」
半ば強制的に決まったことで両親も完全には納得していなかったけど、リボーンくんに上手く丸め込まれていた先程の光景を思い出す。
並中生の学力強化を図るためのイベントを近々開催するつもりで、そのモニターに私と沢田くんが選ばれた──なんて、よくもまあ思いついたものだ。
リボーンくんの言葉巧みさは言わずもがな、騙される私の親もどうなのだろう。
そもそも学校に確認されたらバレてしまう。
起こってないことを今考えても仕方ないか。
その時はその時。
そうでなくても今は目の前のことで頭がいっぱいなのだ。
「いやいや、こんな奴のために１０代目のお手を煩わせるわけにはいきませんよその役目、オレが引き受けます」
暗闇でも分かるほど顔を真っ赤にした獄寺くんは笹川先輩が呼ぶようにタコみたいだ。
それにしてもこんな奴とは。
「安心しろ獄寺。ツナに手を出す甲斐性は
ボフンと、頭から湯気までだしてさらに顔を真っ赤にさせる獄寺くん。
「だ！ だれがこんな！ こんなやつ！」
「あー……はは」
山本くんは話の内容を理解したのか気まずそうに眉尻を下げて頬を掻いた。
「話噛み合ってなくない？」
同じく理解できてなさそうな沢田くんに話しかけても返事はない。
頭を抱えて、どうやらリング争奪戦について悩んでいるようだ。
「それに本人もこんなだからな」
馬鹿にされてることだけは分かった。
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小学7年生(プロフ) - 雛。さん» 雛。様、コメントありがとうございます！そのコメントが嬉しいです〜！！ちまちま更新しますので今後ともよろしくお願いします！ (2021年12月8日 18時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 加筆嬉しいです。ありがとうございます (2021年12月8日 8時) (レス) @page11 id: 9ec0000aae (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 弥冬さん» ありがとうございます！ これからもニヤニヤしながら読んでいただけるよう頑張ります！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 霧菜☆紗理屋さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！ これからも読んでくださると嬉しいです！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
弥冬(プロフ) - 面白くてニヤニヤが止まりません！応援してます (2020年4月14日 0時) (レス) id: 0c4007c939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学７年生 | 作成日時：2020年4月13日 11時
