もう一冊の友人帳 part4 (ページ35)

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田沼「どうした？」

夏目「あっいや…
悪いホントは見えないんだ」

田沼「え？」

貴方「私達の前に巨大なのが立ってるそれに遮られて…」

田沼「巨大なやつ？妖か？」

貴方・夏目「「えぇ/あぁ」」

夏目「でも綺麗なのは分かるよな？」

貴方「えぇあの妖があんなに見惚れてるんだもの(微笑」

田沼「少し歩こう」

貴方・夏目「「え？」」

田沼「夏目と水樹にも見える場所があるかもしれない」

夏目「あぁ行こう」

貴方「そうね」

夏目は子狐を背負ったまま、３人は歩き出した

・

そして少し移動すると綺麗に見える場所を見つけた

子狐「うわぁぁ綺麗！」

寝ていた子狐も目を覚まし、夏目はそっと下ろした

夏目「ここなら良く見えるよ」

貴方「ありがとう田沼くん」

田沼「そうか良かった」

４人は花火を見上げ、見つめる

田沼「あの影の魚本物は何色なんだ？」

貴方・夏目「「え？」」

貴方「…赤よ(微笑」

田沼「赤… そうか
あ…！」

見下ろした場所からニャンコ先生が上がってきていた
A達がいる場所は崖だった

ニャンコ先生「ここにおったか薄情者め！(怒」

夏目「ニャンコ先生！」

貴方「あらあら…」

ニャンコ先生「大事な用心棒をほったらかしにして！お前達という奴は…！」

子狐「また上がった！」

「「「！！」」」

ニャンコ先生｢ﾆｬﾝｯ?」

ドォォォォォォォンッ
また大きな花火が何発も上がり始めた

夏目(冬の足音が聞こえる秋の夜
でもここは暖かい…)