もう一冊の友人帳 part4 (ページ2)

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in山

ニャンコ先生「(ﾊｧｧｧｯまた夏目とAの友達でも揶揄うかなぁ」

木の枝に座り、ため息をついていた
すると影が出来始めた

ニャンコ「？誰だ？」

上を見上げると黒い霧のようなものが集まっていた
霧が集まると面を付けた妖が現れた

「久しぶりだなぁ俺だよ俺」

ニャンコ先生「その声は… 猿猴か？」

猿猴「そうだ！」

猿猴は本来の姿に戻り、猿のような顔になった

ニャンコ先生「何のようだ？」

猿猴「何お前が友人帳を持つ人間達と縁を切ったと聞いてなぁ」

ニャンコ先生「お前には関わらない事だ」

猿猴「縁を切ったのなら遠慮無く俺が友人帳を頂いても構わん訳だ？」

ニャンコ先生「(睨」

猿猴「いいな断ったぞ後で文句を言うな
それだけだ」

ニャンコ先生「ま、待て！」

その場を去ろうとする猿猴を追いかけようと動く
ボンッ
斑の姿へと戻り、猿猴に掴みかかる
猿猴は慌てて避け、地面に降りて互いを睨み続ける

猿猴「何の真似だ？斑」

斑「ここは通さん」

猿猴「ほざけ！」

ガッと鋭い爪で斑を引っ掻いた
ガンッ
斑は腹部に傷を受け、倒れ込んだ
かかってくる猿猴に反応し、直ぐ起き上がった

猿猴「怯んだぞ斑
貴様友人帳が惜しくなったか？
それともお前…まさか人間を…」

斑「黙れ！」

怒り、猿猴にかじりついた

猿猴「ギャァァァァァァッ！！」

墨のような状態になり、逃げていった

斑「(ﾊｧﾊｧﾊｧ」

斑はニャンコ先生の姿になり。ボロボロの姿でゆっくりと歩き出した

ニャンコ先生「夏目と…水樹の…アホは…ともかく…友人帳が他の妖に奪われるのは我慢ならんからなぁ」

カラス「アホーアホー」

ニャンコ先生「アホ言うな」