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〜回想〜
笹田『出てきて！お願い！』
時雨『(あー また来た うるさい奴が…)』
笹田『お礼が言いたいの！どうしても！』
時雨『(たった一度さっさと追い出したくて手伝ってやっただけなのに…)』
『(毎日毎日…飽きもせず…何とけったいな生き物か
不浄の私が触れたらば…やはり汚してしまうだろうか…？)』
笹田『お願い！一度だけでも良いから！』
時雨『(あ そうか…一度会ってしまったら…)』
笹田『お願い！』
時雨『君はもう…来なくなる…』
〜終了〜
・
時雨「ありがとう 夏目 水樹
私は行くよ 駄々を捏ねるのも疲れた」
体に光を纏って消え始めた
貴方・夏目「「！！」」
貴方「時雨様 笹田さんは言ってましたよ
“時雨様は不浄なんかじゃない”って “救ってもらったんだ”って」
時雨「！」
貴方「人の言葉を信じてくださいなんて言いません
けど…どうか…っ 笹田さんの言葉だけは…！」
笹田「夏目くん！水樹さん！」
貴方・夏目「「！！」」
笹田が２人を追いかけて屋上へと入って来た
笹田「大丈夫！？」
時雨「！」
笹田「え…？」
そして笹田の姿を見て光は一層強くなり、強風が吹き始めた
時雨の姿は見えない
時雨「済まなかったな 人の子よ
私を不浄と恐れなかったのは君達とレイコと綾子だけだ」
そして半透明の時雨の手が笹田の頭に触れた
貴方・夏目「「！！」」
時雨はそっと笹田の頭から手を離した
笹田「！！」
時雨「ありがとう…」
笹田「(ﾎﾟﾛｯ」
その目からは1粒の小さな涙が流れた
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宝石姫(プロフ) - 黒白さん» 前から書き溜めていた物なんですよ。嬉しいコメントありがとうございます！更新ペースは遅いと思いますが、よろしくお願いします！ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
黒白(プロフ) - 面白いです！書くのが早くて憧れます…頑張ってください！！ (2021年7月31日 14時) (レス) id: 31e30c7c18 (このIDを非表示/違反報告)
宝石姫(プロフ) - ぽんさん» 教えてくださりありがとうございました！ (2021年7月31日 1時) (レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2021年7月30日 17時
