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「目覚めてしまったか
ん？その顔 何処かで…
まぁ良い 私を不浄のものとした上住処まで奪おうとは…」
妖の手がゆっくりとA達に向かって伸びてくる
「とかく人というものは身勝手なものよ」
手でAの顔を掴もうとする
貴方「(ﾋｯ」
夏目「Aに触るな！」
笹田「水樹さん！夏目くん！どうしたの？大丈夫？」
１人でいた笹田が階段を上がってくる
「(ﾁｯ」
ボンッ
大きな音を立てて煙を起こすと消えていった
夏目「待て！」
笹田「どうしたの？」
貴方・夏目「「！！」」
笹田「誰もいないわよ」
夏目「あ、あぁ…」
笹田「あれ？西村くんは？それに水樹さんもペアの男子は？」
夏目「！」
貴方「貴志 西村くんがいなくなってる…」
倒れていた西村は姿を消していた
貴方・夏目「「………」」
笹田「ねぇ 私と組んでた北本くん見なかった？
ちょっと目を離した隙にはぐれちゃったみたいで…」
夏目「いや…」
貴方「肝試しが始まってから姿見てないけど…」
笹田「先発組も帰ってこないし…
皆どうしたんだろう？」
夏目(そうか…皆 奴に連れて行かれたんだな
Aとペアを組んでた男子もきっと…)
貴方「貴志…」
夏目「(微笑」
不安そうなAを安心させるように優しく微笑んだ
笹田「さっき水樹さん抱き締めながら誰に声かけてたの？」
夏目「え？」
貴方「！」
笹田「ねぇ 夏目くん 水樹さん ２人って見えてるんでしょ？」
貴方・夏目「「！(ﾄﾞｸﾝｯ」」
笹田「時々変な行動取るわよね？
２人して何も無い所でビクッとしたり 目の前に誰もいないのに何かと話ししてたり
ねぇ何が見えるの？ひょっとしてこの世のもので無いもの？
もしそうなら…皆には黙っててあげるから私に協力してくれない？」
貴方・夏目「「(ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝｯ」」
笹田「どうなの？ホントは見えるんでしょ？」
ガンッ
笹田「なっ！？」
何処からか現れたニャンコ先生が顎に直撃し、笹田は倒れた
夏目「ニャンコ先生！」
貴方「？どうしたの？」
ニャンコ先生はうつ伏せで倒れた笹田をジッと見ていた
ニャンコ先生「んー コイツ 妖ものでは無かったか…」
夏目「多分な(汗」
貴方「(苦笑」
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宝石姫(プロフ) - 黒白さん» 前から書き溜めていた物なんですよ。嬉しいコメントありがとうございます！更新ペースは遅いと思いますが、よろしくお願いします！ (2021年7月31日 16時) (
レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
黒白(プロフ) - 面白いです！書くのが早くて憧れます…頑張ってください！！ (2021年7月31日 14時) (レス) id: 31e30c7c18 (このIDを非表示/違反報告)
宝石姫(プロフ) - ぽんさん» 教えてくださりありがとうございました！ (2021年7月31日 1時) (レス) id: 73f8520bdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時：2021年7月30日 17時
