・ ページ46
男性「私はこの八ツ原の寺に新しく参りましたが実は息子が少し敏感な子でして良く当てられて体を壊すのです
それなのに周りは化け物が出る事で有名だと聞き…
まぁ一応こまめにお清めをして回っている次第なのです 気安めですが…」
一つ目中級「気安め…ッ あのような力を持っていながら見えぬとは…(泣」
牛顔中級「(泣」
ニャンコ先生「霊力・妖力と言うより法力を持ってるんだな
生まれ持ったものではなく、修行で知らぬ間に身についたんだろう
だから未だに見えぬのだな」
夏目「でもここらの化け物は多分そんなに悪さをしませんので程々にしてやってください」
貴方「何か変な事があったら連絡してくれれば様子も見に来ますので」
男性「ひょっとして君達は見えるのですか?」
夏目・貴方「「!!」」
男性「…いいや 答えなくていいんですよ
何か話したい事があればいつでも2人でいらっしゃい ひょっとしたら息子と話が合うかもしれませんねぇ」
夏目「息子…?」
貴方「あのご住職さん お名前は?」
男性「あぁっ 私田沼と申します」
夏目・貴方「「!!」」
・
〜帰り道〜
ニャンコ先生「やれやれ…何だかんだ言っても妖贔屓だな お前達は」
貴方「別に贔屓したって訳じゃないわ 多分言葉を交わして知り合いになったから…」
夏目「小さい頃 人に化けてまで声をかけてくれた妖怪がいたんだ
あの時は俺達2人とも子供で…その行為で酷く傷ついた気がしてたけど今思うと…」
・
『ごめんね 水樹 夏目
ただどうしても話しかけてみたかったの…』
・
夏目「それでも会えて良かったと思うんだ」
貴方「そうね(微笑」
148人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宝石姫 | 作者ホームページ:http://krarebo2/kazama-hirot
作成日時:2021年7月30日 14時