Part27 マドンナはマフィア！？ (ページ10)

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戦闘センスページ10

山本「！」

その時、山本の脳裏に父親達の姿がよぎった

・

山本父『どうしたら良いかじゃねぇ

自分がどうしてぇか考えるんだ』

綱吉『何か無理してて辛そうな顔してるんだったらもうそんな事しないで欲しいんだ』

貴方『勝てば良いそういう問題ではない

今のあなたは目の前の大事な事に気づけていない』

・

山本「っ！」

雨月の手前で咄嗟に止まった山本

綱吉「え！？」

獄寺「攻撃を…やめた…！？」

了平「どうしたのだ？山本は…」

貴方「良かった…(ﾎﾞｿｯ」

山本「……」

山本は刀を下ろし、炎を消した

雨月「それで良いのでござる」

山本「え？

アンタわざと隙を作ってたのか？」

雨月「(微笑」

コロネロ「やっと分かったかコラッ」

山本「そうだよなアンタ程の剣士が敵に背中を晒すような技をそう何度も使う訳がねぇ」

雨月「ここで使った技は全てお主と戦いながら思い付きで作ったものでござる」

山本「え！？」

獄寺「思い付きであれほどの技を！？」

了平「何という戦闘センスだ…！」

山本「どうしてだ！？

俺は本気で戦う価値も無いって事か！？」

雨月「違うでござる

無防備なものを切るか否かそれを試したかったのでござる

そもそも私は元より戦うとは一言も言ってないでござるよ」

山本「え…？」

昨晩のことを思い出す

雨月が現れ、覚悟を見せて欲しいと言われた

その後、袖の中から3本の小刀を出してきたのを見た山本が勝手に戦いだと思い込んで始まった

山本「だからあの時変な顔してたんだな

Aをそれを知ってて…

だから勝てば良い訳じゃ無いって…」

貴方「(微笑」

見下ろすとAは山本を見て微笑んでいた

いつものAに戻っていた

山本「A…」