咬み殺せない ページ35
in廊下
何とか部屋は出たものの廊下で道を塞がれてしまった
360度全てから迫ってくるハリネズミの針
A達は球針態の上に乗った
Aは氷の翼を消すと辺りを見回した
貴方「凄い増殖したわね」
雲雀「そのようだね」
10草壁「恭さん！Aさん！」
見下ろすとランボとイーピンを連れている草壁がいた
草壁の背には山本・ラル・獄寺・了平・クロームが背負われていた
雲雀「まだそんな所に居たのかい？ 副委員長」
10草壁「お二人とも よくご無事で！」
雲雀「早く逃げなよ
行くよ A」
貴方「うん」
2人はジャンプし、高く飛んだ
10草壁「恭サン！Aさん！ どちらへ？」
雲雀「妙な技を使う丸い眉毛の彼にやられっぱなしだからね」
10草壁「無茶です！」
貴方「恭弥 危ない！」
カンッ
迫ってくる針を鎌で受け止め、雲雀を守った
雲雀とAは地面に着地した
雲雀「A 怪我は？」
貴方「大丈夫だよ」
10草壁「この状況では無理です！((雲雀「(睨」」
10草壁(今の恭さんでは幻騎士はまだ勝てる相手では無い！
Aさんも熱が下がったばかり あまり無理をするとまた熱が出てしまう！)
ドカァンッ
針が壁に突き刺さった事により穴が空いた
イーピン「脱出口発見！」
ランボ「ランボさん 一抜けだもんね！」
ランボが走り出した
10草壁「よしっ とりあえずそこへ！」
ドサッ
獄寺が肩から落ちてしまった
雲雀「……」
雲雀は無言で獄寺を拾い上げ、支えた
雲雀「これ以上 Aをここに置くわけには行かないからね」
10草壁「すいません」
雲雀「それに」
10草壁「？」
雲雀「君にここで死なれたら咬み殺せない」
10草壁「きょ、恭さん…(汗」
貴方「クロームは私が」
10草壁「そんな事出来ません！Aさんに頼む訳には…！」
貴方「クロームには助けてもらったから
それに草壁さん 4人も抱えてると走りにくいでしょ？」
Aはクロームを背に背負った
貴方「じゃあ急ぎましょう！」
10草壁「はい！」
A達は穴を通って逃げた
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作者名：宝石姫
| 作者ホームページ：http://onegaimymerodyi
作成日時：2020年5月26日 1時
