Part19 マドンナはマフィア！？ (ページ25)

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幻海牛ページ25

カンカンッカンカンカンッ

何分も戦い続け、2人は離れた

幻騎士は木に雲雀は地面に着地した

貴方「恭弥大丈夫？」

10雲雀「うん」

そして3人は周りを見た

ハリネズミの転がった場所には気がなく、霧の幻術が剥がれていた

10雲雀「綻び始めたようだね

これが君のBOX兵器」

10雲雀・貴方「！」

2人は幻覚の解けた場所を見てある事に気付いた

貴方「海牛…！」

綻び始めたところからは海牛がポロポロと落ちていた

幻騎士「それは幻海牛(スペットロ･ヌディブランキ)

姿を見たのはお前達が初めてだ

そして最後の人間となる」

貴方「ちょっと気持ち悪い…」

Aは大量の海牛にドン引きしていた

すると海牛はピクピクッと動き出した

10雲雀・貴方「！」

シュッ

いきなり海牛は軌道を変え、A達に向かってきた

シュンッ

海牛は姿を消した

雲雀は次のリングを指に装着し、炎を灯した

そしてAと雲雀はジャンプし、攻撃を避けた

そのまま海牛は地面にぶつかり、爆発を起こした

10雲雀(幻覚を構築する海牛自体が破壊力を持った誘導兵器…)

10雲雀・貴方「！」

Aは雪の翼を出現させ、雲雀を引っ張った

ドカァァァァァンッ

ギリギリで避けたが、先程まで居た場所で爆発が起きた

幻騎士は地面に着地し、Aは雲雀を支えてゆっくりと降りた

貴方「大丈夫？」

10雲雀「あぁ」

雲雀はハリネズミもBOXに戻って行った

幻騎士「読めたぞ」

10雲雀「？」

幻騎士「リングの炎をレーダーの代わりにしているのだな

リングから雲の炎を薄く広範囲に放射し、反射による炎の揺らぎで目に見えぬ幻海牛(スペットロ･ヌディブランキ)の位地を把握しているのだ」

パリィンッ

また指輪が砕けた

雲雀(残るリングはCランクが2つにDランクが1つ

あれをやろう…)

幻騎士「だが、タネさえ分かれば怖くは無い

対処すれば良いだけの話だ」

10雲雀「いいやその必要は無いよ」

幻騎士「？」

10雲雀「かつて味わった事のない世界で咬み殺してあげよう」

残りのリング3つ全てを目につけ、そう言った

貴方「恭弥…」