四十七話 ページ48
何かが聞こえたかの様に目を開く。
左手の手袋を外し、前に突き出すと、口を開いた。
『
何かの詠唱…?
ケイトはどこかで聞き覚えがあった。
ケイト「まさかっ…!!」
悪魔召喚の詠唱に近い。
召喚術は魔力を必要としない物がある。
しかし、代償が様々。血、寿命、食べ物…、
酷ければその者の命を。
止めようとした時にはもう遅く、
ミシェルの周りには黒い靄の様な物が纏わり付く。
ソレを確認するとミシェルは走り始める。
レオナに向かって一直線に。
グリム「あぶねぇんだゾ!!」
リドル「戻るんだ!!危険すぎる!!」
ユウ「別にミシェルさんは大丈夫じゃ…。」
ユウがボソリとそう言う。
しかし大きな音にそれはかき消された。
『いい加減、目を覚まして欲しいですがね…!!』
ミシェルは右手を少々遅いスピードでレオナの顔の前に殴る様な仕草をする。
レオナはそれを容易に掴む。
レオナ「テメェも砂に変えてやろうか…?!」
パラパラと言う音が鳴るが、ミシェルは気にせず右手を
横に勢いよく振る。
レオナの無防備になった首に左手で掴む。
ユウ「ミシェルさん止めてっ?!レオナ先輩が怪我しちゃう…!」
『知りませんが、そんな事…!』
ミシェルはユウの言う事をバッサリと切り捨てる。
ブロットの化身である獅子が襲ってくるが、
気にしない様子で再び口を開く。
『
左手の甲にあるペンタクルが鈍く光る。
596人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冬花(プロフ) - 四十三話でミシェルさんの台詞に「リリア・ヴァンルージュ」さんの名前を呼ぶときに「バンルージュ」になっていましたよ (2021年5月1日 3時) (レス) id: 6a73fce406 (このIDを非表示/違反報告)
rui@1945(プロフ) - 24話と25話好きで何回も見てしまう、なんでだろ笑更新頑張ってください (2020年9月9日 23時) (レス) id: ba121b83fa (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - ミハイルさん» 素敵なお声がけありがとうございます!申し訳ありませんが参加はしません。ミハイルさんの素敵な作品を私が参加することによって壊してしまったら申し訳ないので…ほんとに素敵なお声がけありがとうございます!嬉しかったです(о´∀`о) (2020年9月1日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
ミハイル - ミラさん» よろしければ、協力者的立ち位置で参加することができますが…。よろしければ、もう一度コメントをください。 (2020年9月1日 13時) (レス) id: a4d9844d68 (このIDを非表示/違反報告)
ミハイル - しっぽさん» 監督生はウケ狙いというか反感狙いというか…。段々ヘイト高まってきましたね!コメントありがとうございます! (2020年9月1日 9時) (レス) id: a4d9844d68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミハイル | 作成日時:2020年8月17日 10時