【ツイステ】悪役に喝采を【男主】

十八話 ページ19

トレイは、受け身がリドルであれば取れたと言った。

しかし、マジフトの選手に選ばれる様なトレイが、

飛行術で受身が取れないかと言うと、恐らく取れる筈だ。


ケイト「まぁーまぁー、そんな暗くなってもしょーがないって！！

　 トレイ君の怪我は残念だけど、その分リドル君が頑張ればいいって！」


リドル「あ、あぁ、そうだね…。」


ケイト「ささ！もう怪我人は休ませてあげよう！」


ケイトが手を叩き、皆を部屋から退出させると、

談話室まで通された。


リドル「それで、トレイの前では言えない事でもあるのかい？」


ケイト「流石リドル君、話が早いね。ユウちゃん達、何か知ってるんじゃないの？」


ユウ「じ、実は…。」


ユウが学園長に頼まれた事を話す。


リドル「成程…、学園長がそんな事を…。」


ケイト「やっぱりね、グリちゃん達がただお見舞いに来るわけないと思った。」


ユウ「酷いですぅ…。」


ケイト「って言うか、ミシェルちゃんは？他の調査？」


ユウ「あ、ちょっと前に言われた不審者の調査をしてるらしいです。」


ケイト「え？！ミシェルちゃん魔法使えないでしょ？！」


リドル「まぁ、本人が了承したのならいいだろう。」


ユウ「あはは…。」


デュース「でも、怪我があったら…。」


エース「ミシェルに限ってそれはねぇと思うけどな…。」


リドル「んんっ！それで、僕も気になってケイトに調査して貰っていたんだ。」


ケイト「んで、そしたら怪我してるのがリドルくんやトレイくんみたいな

　 有力選手候補ばかりってことがわかってさ。」


リドル「確かにボクはあの時足をかけられたり

　 背中を押されたりはしていない。

　 でも…、なんていうか、身体が勝手に動いたような感覚があった。」


グリム「他の怪我をしてたやつが同じようなこと言ってたぞ！！」


リドル「故意に選手候補を狙った犯行とみていいと思う。」

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