【ツイステ】悪役に喝采を【男主】

十七話 ページ18

寮に着き、事情を聞くと、

どうやらトレイは足を派手にやったらしい。

暫くは松葉杖生活だそうだ。


その上トレイはマジフトの主力選手。

選手選びをしなければならない。


エース・デュース「「選手選び！！」」


ユウ「不謹慎よっ！」


その時、ノックがされ、部屋にリドルが入ってくる。


リドル「何だいキミたち。怪我人の部屋にどやどやと集まって。」


呆れたように声を漏らすリドル。


グリム「ふな"っ！怒りんぼリドル！」


そんなリドルを見て、威嚇する様なポーズを取るグリム。

まだ根に持っている様だ。


リドル「怒りんぼって。キミたちがルール違反しなければ怒らないよ。

トレイ、具合はどう？何か食べたい物や飲みたい物はある？」


トレイ「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。」


リドル「でも、その怪我は僕の所為で…。」


俯きながらそう言うリドル。


エース「それってどう言う事っすか？」


リドル「用事があって昼休みに３年生の教室に行ったんだ…。その時…。」


階段から落ちそうになったリドルを庇った事で

怪我をしたそうだ。


リドル「階段から落ちかけたボクを庇ったばかりにトレイが怪我を…。」


トレイ「お前なら飛行術で受け身が取れてたと思うぞ。

俺が勝手にしくじっただけだから、もう気にすんなって。」


トレイはリドルを安心させるように優しく笑い、

頭を撫でる。


リドル「でも…。」


エース「これさ…、いよいよ怪しい…。」


ユウ「うん…。」

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