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「...はぁ、」
教室に着いても、ため息しか出ない。
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西『なあ、』
「ん、?」
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西『...俺じゃ、あかんの?』
「へぇっ?」
このとき、大ちゃんと何秒見つめ合っただろうか。
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西『...な〜んてな!
嘘に決まってるやろ!何信じてんねん〜(笑)』
「も、もう〜、びっくりさせないでよ...」
大ちゃんが少し悲しい顔をしてたのは、見間違えただけなのか。
西『...二人のラッブラブ時間潰してごめんな、
久しぶりにAと一緒に行きたかってん』
「パフェ奢ってくれたら許す」
西『よっしゃ、奢ったる』
とか言いながら、大ちゃんが財布を見て
“うわ、ヤバい、金ない...”って言ってる間に
ここの席からだと少し遠い、窓際に座っている紫耀を見ると
ぱっと目が合った直後に逸らされた。
「後で謝らないと、」
机に顔をつけて寝ようとしている紫耀を見て、そう思った。
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作者名:しょうりん | 作成日時:2018年7月15日 1時