始めまして、皆さん。久しぶり、裏切者達。 (ページ34)

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７－２０　思い出作り　～運界国編～ページ34

夢『サキー？』
裏『はいはーい？どうしたの？』
夢『龍って知っとる？』
友『龍君？知ってるけど』

いや、知ってるなら報告しろや
いや、今は関係無いか

夢『僕の首どうなってるん？』
裏『あ、そういえばそうだね！ルナちゃーん首どうなってるー？』
友『首？…あ、龍が３匹になってる!?なんで？Aの知り合い誰か死んだ!?』
夢『いや、物騒だな』
rn『いや、聞こえてないだろ』
夢『上げ足とんじゃねぇよ。敗者が』
ru『Aがずるした！』
夢『気づかないのが悪い』
裏『３匹になってるだって！２匹が下をグルグルしてて１匹が上をグルグルしてる！』
夢『ごめんわかんない。後で自分で鏡見るわ。ルナと話してたのに遮ってごめんな？』
裏『いいよいいよ。そろそろ戻る？』
夢『もういいん？』
裏『うん！沢山話せたもん！』
夢『そっか、じゃ、目つぶって』
裏『はーい』

目の前に現れたサキを抱きしめる

夢『この世の龍よ。この世とあの世の壁を修復せよ』

今度は周りが暗くなる

夢「いってぇ…」
友「お、Aに戻った？」
夢「…戻ったから手離せ」
友「えー、いいじゃん。このままで！」
夢「良かったら何も言わん」
友「何がいけないのぉ…あ、マフラーずれてるよ？」
夢「は？」

ルナの言葉を聞き急いで手を振り払って直す

あっぶな
今まで隠してきたのに今更ばれるとか笑い事じゃねぇぞ…

友「そこまで隠さないといけない事なの？」
夢「…そうだけど」
友「ここの人達は首に龍のアザがあるからっていじめるような人達じゃないと思うけど」
夢「なんでそう思うん？」

僕はもうちょっとやそっと一緒にいただけじゃ信用しないって決めたから

友「いつまで逃げる気？」
夢「ｯ!?逃げてない！」

思わず声を荒げる

これじゃあ認めてるも同然じゃん…
バカかよ…

友「小さい時から虐められて、虐待されて、信用してた人に裏切られて、これがトラウマになるわけないとは言わない。けど、いつまでも逃げてたって何も変わんないやろ!?トラウマになるほどの事だから簡単に克服は出来ないと思う。けど、やからって何もせんのはちゃうやろ!!?Aは自分のことなのに気付かんのか！Aはもう皆を信用してるやろ！」

普段は使わない関西弁を使いながら僕の胸倉を掴む

夢「違う!!自分の事ぐらいわかっとる!!」
友「分かってないやん!!」
夢「分かってる…！」
友「嘘じゃん！」
夢「分かってるもん…」
友「え、」