始めまして、皆さん。久しぶり、裏切者達。 (ページ33)

今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:87,617 hit

７－１９　思い出作り　～運界国編～ページ33

『さて、どうやって時間をうめるか…』
『じゃあ、俺と話さない？』
『え…？だ、誰や!?』

声のした方向に顔を向けると深緑色の髪に角が生えている少年がいた

つ、角…？
これは龍の…？
てか誰？

『えぇ、結構前からいたのに…』
『いやいや、居なかった。てか、誰？ここで何してんの？ここ私の中なんだけど？』
『あー、質問が多いー』
『全部答えろ』
『おぉ、流石選ばれた子。目がこわーい』
『選ばれた子…？』
『あ、なんでもない！えーと、まず俺は龍(ろん)。気付いたらここにいたからここにきた経緯とかは俺も分かんないんだよね』

…ふーん、だませると思ったんや
なめられたものやな

『後半嘘ついとるな』
『…ふーん、気付くんだ。ただのうるさい奴じゃないんだね』

うるさい奴とはなんや
うるさい奴とは

『当たり前やろ。で、本当の事は話す気ないん？』
『ま、そうだね。深く知ろうとしないでもらうとうれしいかな』
『ふーん、まぁ興味ないしいいや』
『さっぱりしてるなぁ。サキは色々質問してきたのに』
『サキは好奇心旺盛な子だからな。てか、その角何？』
『龍の角だよ。かっこいいでしょ？羨ましい？』

全然興味ないわ

『いや、全然』
『嘘でも興味あるって言ってよ…』
『無理』
『…えぇ…即答かよ』
『てか、龍も暇？』
『まあね』
『じゃ、遊ぼうや』

ポンッという効果音と共に僕と龍の間にトランプが現れる

『は!?』
『ここは僕の中だから僕の思い通りなんよ』
『…こんなに速く使いこなしているとは』ボソッ
『なんか言った？』
『いや、凄いなって』

ほんとはばっちり聞こえてたけどな
やっぱり意味不明な奴

『で、なにする？』
『ん～、ババ抜きするか？』
『おっけ』

～数分後～

『はい、勝ち』
『負けたぁ！！』
『いや、うるさ』
『サキには聞こえてないしうるさくしてもいいじゃん』
『何？サキには好印象でいたいん？』
『まあね』

なんでやろ？
ま、どうでもええけど

『あ、君の敗因を教えてあげようか？』
『え？うん』
『角に反射してカードが見えてたｗ』
『ん？…ちょちょ！ま!?』
『まｗ』

透明やからばっちり見えてたんだよなぁｗ

『なんで教えてくれないんだよ！！』
『君僕よりうるさい奴やん』
『そんな事はない！』

てか、こいつ意外とイケメンやん
なんなん？
僕の周りイケメン多すぎ案件なんだが？
あ、もう一つ思い出した