君の彼氏になりたい (ページ15)

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あたしんちここの最上階ページ15

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「俺も腹減ったかも、」

『なんか作ろうと思って勝手に冷蔵庫あけちゃったんだけど、なにもなかったから、、、』

まじかよ、Aの手料理食べれるなら何か買っとけばよかった、、、

「今まで何回も自炊しようと思って材料買ったことあるんだけど、結局腐らせるから買うのやめた」

『男の子の一人暮らしなんて多分そんなもんだよね(笑)あ、あたしもう帰らなきゃ、今日は本当にありがとう！！』

「あ、じゃあ送るよ！」

『外までで大丈夫だよ』

そう言ってAを送るために外に出た。

ガチャ

『え、』

「ん？どうした？」

『ここってもしかして〇✕マンション？』

「そうだけど、、、どうかした？」

『あたしんちここの最上階、、、』

「っ、ええええええ？！」

『翔太もここに住んでたんだね、他の住民に会うことないから全然知らなかった。でも本当に今日はありがと！！翔太が介抱してくれなきゃ死んでたかも』

「ははっ、それは大袈裟でしょ(笑)Aの介抱ならいつでも駆けつけるからすぐ呼んで」

『頼りにしてる(笑)じゃあね、』

Aがエレベーターに乗るまで見送って部屋に戻る。

「最上階って家賃バカ高いのに、自分で払ってんのかな、、、」

そんなどうでもいい事を考えながらベッドに潜るとAの匂いがして昨日の事が蘇る。

「りょうすけって誰なんだよ、」

綺麗事を言っても本心では無かったことになんて出来ない女々しい俺は、考えても出ることない答えをずっと探してる。

てか、昨日会ったばっかりの女に何でこんなに本気になってんの？

正直昨日もAに会うまでは思ってたけどジャニーズに入ってから女に困ったことなんて無くて、自分から追いかける恋愛なんてした事ないに等しい。

だからこそ、こういう時どうしたらいいのか分からない。

「はぁ、寝よ」

考えることを放棄して眠りにつくことにした。

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