君の彼氏になりたい (ページ13)

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我慢しろ、おれページ13

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「すみません、〇✕マンションまでお願いします」

1人じゃ歩けない、っていうよりもはや俺に支えられながら既に寝てるAをタクシーに乗せて俺も乗り込む。

俺の家もあのBARから10分くらい車を走らせた所にある。もしかしてAの家近いのかな？

「ありがとうございました、お釣り大丈夫です」

(カッコつけたけどお釣りは小銭←)

「大丈夫？歩ける？」

『ん～ぅ、』

「無理か、ごめんちょっと失礼」

支えるより抱えた方が早いと思って、お姫様抱っこで部屋まで連れていく。

『ん、』

「、、、我慢だ、我慢しろ、おれ←」

色っぽい寝息をもらしながら俺の首に腕を回すA。何？もしかして誘ってる？それなら俺は大歓迎だけど。

ガチャ

部屋に入り、ベッドにAを降ろして布団をかけてあげた。

「起きた時絶対しんどいだろうし、何か買いに行くか」

絶対二日酔いだろうし、男の一人暮らしの冷蔵庫にまともな物なんてある訳もなく、Aを寝かせてコンビニへ走った。

「これと、これでいっか、、、」

二日酔いにはポカリが正義(自論)だと思ってるから、ポカリと味噌汁とかの軽食を買ってマンションに戻ってる時に電話が鳴った。

「もしもし、」

(しょっぴー大丈夫？送り狼してない？)

「ばか、あんだけ必死に耐えた俺になんて事言ってんだ！！！」

((笑)Aちゃん大丈夫？)

「とりあえず家わかんねーし俺ん家連れて帰って寝かせてる。俺は今1人でコンビニ。」

(へぇ、次会ったら詳しく聞かせてね！！じゃ！！)

そーゆうお前はどうなんだよ、って聞こうとしたら切られた

家に着いて、買ったものを冷蔵庫に入れて寝室へ行く

「A～？大丈夫？俺リビングで寝るから必要な物あったら呼んでね」

『りょ、すけ、、、行かないで』

「っっっ、」

りょうすけ？

、、、彼氏かな

こんだけ綺麗なら彼氏の1人や2人居て当たり前だよな。キャバ嬢相手に何期待してんだろ。ださっ。

そんな事を考えながら、その言葉と共に握られた腕を振り払えずに立ち尽くすしか出来ない俺。

「りょうすけじゃなくてごめんね、おやすみ」

俺の腕に絡みつく手を布団の中に戻して、リビングへ戻った。

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