記念日 ページ48
*
もう何年一緒にいるんだろう
隣で臣が笑って
一緒に喜んで
泣いて
怒って
キミがいない世界は
きっと わたしは上手く笑えなくなっちゃうんだろうなぁ
いつも私を助けてくれるヒーローみたいな面も
たまに見せてくれる弱い面も
全部が愛しい
『 おーみ 』
いま二人の間で
ゆったりとした時間が流れてる
名前を呼んだだけで、
私の隣に腰掛けた
「 どーしたの 」
ふわりと撫でられたところがくすぐったくて
ふふって笑った
『 んー、 』
「 なになに 」
『 んーん！ 』
首元に顔を埋めて グリグリーってしたら
だいすきな声が降ってきて
優しく抱きしめられた
『 おみー？ 』
「 なぁに 」
楽しそうに弧を描いた口元に
自分で顔を寄せて
ちゅってした
『 広臣、
だいすき
ずーっと
離さないでね 』
目をパチパチとさせて
あーーもーーーって耳が赤いまま頭を抱えた
雰囲気をぶち壊すくらい
お腹を抱えて笑った
目尻に浮かんだ涙を 不貞腐れながら拭ってくれた
「 A
愛してる
結婚してください 」
『 ぇ、ッ 』
立場逆転
一変した表情と雰囲気
ちゅってされて
少しヒヤッとした、手
持ち上げられた
そこには
キラキラと光る 指輪がついてて
『 〜〜ッ おみ、ぃ 』
「 ははっクッシャクシャじゃん笑 」
鼻水出てないかな
メイクしてないよ
可愛いお洋服なんて着てない
すっぴんだし
ルームウェアだし
それでも 手元の輝きだけは変わらない
「 A、返事は？ 」
おでことおでこを合わせて
見つめ合った
何年一緒にいても 飽きないの
変わり続けるキミに見合う ステキな女性になりたい
大好きなキミの隣にいたい
『 ッ、はい、… お願いっ、します 』
みっともない私の顔
それでも可愛いって言って拭ってくれるキミは
変わり者だ
涙が落ち着いた頃
ダイニングテーブルの上に置かれた用紙には
ふたりの名前を書いた
登坂広臣
日向A
これからも、
ずっと大好きな
わたしの
太陽 のような人
* end *
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1024人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みく(プロフ) - ユキさん» コメントありがとうございます＾＾* 僭越ながら先程4を出させていただきました*＊ よければご覧頂けると嬉しいです＾＾ ジェネもう少し出せるようにしますね(( (2020年8月8日 21時) (
レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - みくさん» 三代目とGENE大好きなので続編お願いします(*-ω人) (2020年8月8日 20時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - みさきさん» 本当ですか？！笑 たくさん愛してもらえて、大切な作品になりますね＾＾* ありがとうございます*＊ (2020年8月7日 10時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 好きすぎて何度も読み直してました、、！今も読んでました実は笑笑 (2020年8月7日 10時) (レス) id: e1de34a918 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - みさきさん» メッセージありがとうございます＾＾ 続編を作ろうかどうしようか迷っていました…！もしコメントが増えたら、前向きに検討していこうと思っています＾＾* 読んでくださりありがとうございました＾＾ (2020年8月7日 9時) (レス) id: 5c69589d6e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miu x他2人 | 作成日時：2019年7月28日 13時
