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反抗期 ページ50

「違う世界の奴はやめとけ
貴志に不満なんてないだろ?」


違う世界と言われたらそうなんだけど
そんな事を感じさせないのは にかの人柄なのか

そもそもこの状況でまだしぶとく彼を繋ぎ止めている私の世界は歪んでいる


「ごめんなさい」

誰に対して何に対して謝っているのか


「いくら世間知らずでも今更やめますねってわけにはいかないって事くらいわかってる?」

正論を突き付けられて返す言葉もない

だけど...

「まあくんに関係ないでしょ」

幼稚な自分がひょっこり顔を出して口からも出た

運ばれた料理達の匂いが混ざり合って鼻を掠める


「関係あるんだな 幸せになってもらわないと困る」

「意味わかんない」


お疲れさん会のふりをしてコレを忠告するために誘われたのかと思うと腹立たしかった

完全に遅めの反抗期かもしれない


「なかなか頑固なところあるよな」


今までちゃんとした恋愛もしてこなかった私のこの気持ちが

どうでもいいようなことのように
冷笑する まあくんなんて大嫌いだ

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作者名:8みつ | 作成日時:2020年6月20日 23時

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