君がッ!泣くまでッ!慰めるのをッ!止めないッ! ページ26
公園で遊んだ後、インフィニティは国木田の頭を撫でていた。
「・・・柳瀬、止めさせろ。」
「・・・・・・ごめんなさい。」
「やめろ、真顔で連写するな!」
インフィニティは力が強い。ので、国木田の頭が痛そうだ。
これは後で社長に提出するとして。
Aはインフィニティについて考え込んでいた。
自分の「後付け」異能が、こんな姿になるなんて逆立ちしてもあり得ないことだと思っていた。
この頃、何か原因となるようなことがあっただろうか。
矢に射抜かれたわけでもないし、何か強大な敵と・・・
戦ったわ。如月星羅だわ。あの愛されちゃん(一部除く)だわ。
え、じゃあ如月と戦ったから私が成長したのか。
Aは何だか、如月がはぐれメタルに思えてきた。
倒すの大変だけど経験値はがっぽり。
ちょっと納得した。
「お師匠さん、そろそろ帰りましょうか。」
「ん、ああ。こいつはひっこめれるのか?」
「多分。」
Aの本心を具現化したようなインフィニティは、名残惜しそうに国木田にしがみついた後
『また今度。』
と脳内に直接語り掛けて消えていった。
随分と国木田になついたようだ。
Aは国木田のことが好きなのか?それは本人にもわからない。
だが・・・
「なかなかに愛着の湧く奴だったな。」
「・・・・・・そうですか?」
自分の「分身」を褒められて、悪い気はしなかった。
__________________________
「だが柳瀬、本当に精神は大丈夫なんだろうな?」
帰りがけに缶コーヒーを買い、二人で夕焼けの道を歩く。
「心配しすぎですよ。インフィニティが・・・ムーちゃんがセラピーしてくれたので。」
「ムーちゃん・・・?」
国木田は弟子のネーミングセンスがちょっと心配になった。
飲みかけの缶コーヒーを一気飲みすると、ちょっと咽た。
「なんていうか・・・触り心地がとってもいいんですよ。むにむにしてたら、如月とかハンディとかどうでもよくなってきました。」
Aの顔には若干陰りがあったが、昨日よりは格段に元気だ。
なら、もう此れでいい。
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いっそこの二人くっ付けちまうか。(作者は疲れています。)
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メイデーア - 初コメ失礼します!この作品めっちゃおもろいですね。ちな、私は夢主ちゃん大好きなんで如月さんは嫌いサイドです。すんません。中也さんに何故如月さんを好きになったのかとか聞いてみたいです★ (4月6日 20時) (レス) @page34 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - うっす、タピオカパンです。この度なぜか作品ページに飛べなくなったので、別名義で再ログインしました。ご迷惑おかけして申し訳ありません (2020年8月6日 14時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - Yukiさん» コメントありがとうございます!見てくれるだけでも励みになりますので、お気になさらず!・・・でも登録してくれるとうれぴーです! (2020年6月28日 11時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 面白いです!ログイン出来ないのでお気に入り登録できないんです(´;ω;`)更新待ってます!応援してます! (2020年6月28日 1時) (レス) id: f9f48108ec (このIDを非表示/違反報告)
タピオカパン(プロフ) - 鮎さん» ありがとうございます!たまに生存確認してやってください(-ω-)/ (2020年6月21日 15時) (レス) id: cfe55cf157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピオカパン | 作成日時:2019年9月20日 15時