出逢い━━━千と千尋の神隠し━━━ (ページ23)

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危険ページ23

次の日起きて、リンと大湯に向かった

「ちっくしょー。なんで俺らが大湯なんだよ………」

リンはまだ愚直をこぼしてる

━━━大湯ってそんなに大変なのかな………でもただの大きな風呂じゃないのかな…………

しかし、Aの予想は大幅に外れた

━━━なにここ…………

そこはしばらく掃除をしていなかったらしく、あり得ないほど汚かった

━━━え、待ってここを掃除しろと？

「やっぱきたねーな。りん、頑張るぞ」

「はい………」

その日の掃除はいつもの2、３倍はかかった

━━━終わったぁー！！

━━━もう頼まれなくないな………

そのとき、リンが

「そういえば、今日オオトリ様がご到着になるんだっけな。２班が担当らしいけど。」

と言った

「オオトリ様？」

「あぁ。きっと今ごろみんな宴会場の準備してるだろうな。オオトリ様は団体で来るから。」

「へぇー」

「んじゃぁ、俺らは休憩するか。飯取ってくるわ。」

「うん。ありがとう。」

その後、二人はご飯を食べた

ちょうど食べ終わった頃、ツキが来て、見回りを済ませ、その後ハクと帳簿の仕事をし、湯婆婆に呼ばれてる夜四つになった

━━━ほんとうに怒られたらどうしよう………

「湯婆婆様。りんです。」

湯婆婆の扉の前でそう言うと、扉は次々と開いていった

そして、書斎につくと、湯婆婆はいつも通り、イスに座っていた

「来たね。今日は、次の指名の連絡をするために呼んだんだ。」

「はい。」

「次は明日。宵五つ半から。相手は…………………白帆様だ。」

「白帆様…………。わかりました。」

「」場所は桔梗の間だ。わかったらもういっていいよ。

「はい。失礼します。」

そう言ってAは部屋に戻った

部屋にはリンがいて、

「おお。戻ったか？用件はなんだったんだ？」

「なんかね、明日のご指名について。白帆様だって。」

それを聞いた瞬間、リンの目はどんどん見開かれていって、血の気が失せていくのがわかった

「リンさん？どうしたの？」

「ま、まて。白帆様だって？ほ、本当か………？」

「うん。そうだよ。」

「それは、ハク様は知ってるのか…………？」

「知らないと思うけど……

「た、大変だ……りん！ついてこい！」

そう言うとリンは走っていった

「え？ちょっっっり、リンさんっっっ！！」