出逢い━━━千と千尋の神隠し━━━ (ページ11)

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油屋ページ11

二人はどんどん進んでいった

その先に一つのトンネルが現れた

「ここから通じるんだ」

「へぇ………」

二人はトンネルの中に足を踏み入れた

トンネルは暗くて、二人の足音が響いた

Aは思わずハクにしがみついた

トンネルを抜けると、そこには駅の待合室のようなものがあった

そこも抜けると、そこには見渡す限りの大草原が広がっていた

「すごい……綺麗なところ……」

「うん。この先だよ」

二人は草原をすすみ、小さな川を越えた

「なにか美味しそうな匂いがする……」

「この先にはお客さまの商店街があるからね」

ハクの言う通り、しばらくいくと、商店街が現れた

そして、さらに進むと

「すごい………」

大きな赤い建物が現れた。

「ここが油屋だよ」

━━━ここが………

「まず、これを食べて。ここのものを食べないと、そなたは消えてしまう。」

ハクはそう言うと、小さな木の実のようなものを差し出した

「うん…。」

Aらそれを食べた

「さぁ、行こう。もうすぐ従業員が起きる。それまでに湯婆婆のもとに行って、仕事をもらうんだ。」

そう言い、二人は油屋の中に入った

━━━すごいところ………

「湯婆婆は油屋の最上階にいるんだ。」

そういうと、二人はエレベーターに乗った

ハクがレバーを引くと、エレベーターはすごいスピードで上に上がった

そして、止まると、

「もう一本、乗るよ」

といい、ハクはあるきだした

そして、二つ目のエレベーターに乗り込み、レバーを引いた

そして、ついに最上階にたどり着いた

「行こう。」

そこは薄暗く、先に進むと扉が現れた

ハクはそこの前に止まり、ドアをノックした

そして、

「湯婆婆様、ハクです。」

というと、ドアノブが、
ー

「なんだい。生きてたのかい。

と話した

━━━ひっっっど、ドアノブがしゃべった…。

━━━でもこの世界では当たり前なのかな……？

すると、みるみるうちにたくさんのドアが開いていった

二人は静かに進んでいった