１５９話 ページ14
地下のアジトから出た私たちは次に向かう場所について話し合った。
私たちの家や黒曜ランドは既にミルフィオーレのリストに載ってて危険らしく候補から外れる。
リング争奪戦の時にランボくんが入院していた中山外科医院も二年前に取り壊され、今は駐車場になっているため駄目。
｢でしたらハルにいい考えがあります！｣
パチンと両手を合わせたハルちゃん。
｢ハルの知り合いに不動産屋のおばあちゃんがいるんです！ �牘�れ家�瓩砲いな�件があるから家出する時は言ってね！ ってよく言われてました！｣
｢不動産屋ー！？｣
｢案外盲点でいいかもしんねーな｣
なんとも言えない顔をしたツナくんを無視してリボーンくんはハルちゃんの考えを採用した。
｢いいのかよ！｣と突っ込んだツナくんだったが他にいい案があるわけでもないのでその不動産屋へ行くことになった。
その時、地響きを思わせる凄まじい重低音が私たちの鼓膜を震わせた。
その音はアジトの出口からしている。
｢伏せろ！｣
誰のものか分からないその声に従って私たちは地面に伏せた。
直後、アジトの出口である小さな小屋は大きな爆発をして崩れた。
あと少し近くにいれば最悪、爆発に巻き込まれていたかもしれない。
｢あいつらどんな戦いをしてやがんだ！ なにがゆっくり静かに戦いてえだ！｣
獄寺くんの最もすぎる文句に心の中で頷いているとツナくんは｢スクアーロの声だ！｣と私たちには聞こえない声に反応を示した。
おそらくツナくんの耳にあるヘッドホンからスクアーロさんの声がしたのだろう。
二人の会話は聞こえないためツナくんの言葉を固唾を飲んで待つけど、その表情は芳しくない。
｢逃げろって……まさかスクアーロ……！｣
スクアーロさんは｢逃げろ｣と伝えたらしい。
山本くんはいつもの明るさを消して頬に冷や汗を流した。
｢……やっぱオレ、戻るぜ！｣
｢バカ武め｣
リボーンくんが山本くんの頬を叩いた。
スクアーロさんを助けたいという気持ちはよく理解できる。
しかしそれをしてしまえばせっかく逃がしてもらった意味がなくなってしまう。
だからスクアーロさんが稼いでくれた時間を無駄にするようなことを言った彼を叱ったのだ。
ハルちゃんによれば不動産屋は五丁目。
先の商店街を右に曲がったところにあるため割と近くなのだとか。
後ろでいくつも爆発音がする。
それらを無視して私たちは無我夢中で走った。
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小学7年生(プロフ) - 星風みやびさん» 星風みやび様、コメントありがとうございます。3つもリクエストを頂けて助かります！ 考えてみますね！ (2021年1月4日 0時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
星風みやび - 正月で暇してたので更新嬉しいです！〇〇してみたけいなら、「好きって言ってみた」「猫耳つけてみた」「ポッキーゲームしてみた」「お化け屋敷に入ったら」がみたいです！ (2021年1月3日 22時) (レス) id: 41f261eb6e (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - シェリーさん» シェリー様コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。遅くはありますが、最後までお付き合いください^^ (2020年12月15日 23時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！続き楽しみにしてます！ (2020年12月15日 19時) (レス) id: ffb82a2b0d (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 雛。さん» 雛。様、コメントありがとうございます。拙い文にも関わらず、楽しんでいただけたようで作者も嬉しいです^^ (2020年11月18日 18時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学7年生 | 作成日時：2020年9月22日 23時
