１５０話 ページ5
修業の合間、入江さんから聞いた初代雪の守護者、フレデリカさんの話。
騎士階級を持つ家に長女として生まれた彼女のお父様は王族に仕える騎士団の騎士団長を務めていた。
その背中を見ていた彼女は、騎士団の稽古に混じって剣技を磨いた。
そんな彼女が得意としたのは銃。
剣では腕力の関係で男性には適わなかったけれど、銃を持たせれば射程距離内の的なら遠く離れていても、初めて扱う銃であっても百発百中で当てて見せたという。
彼女が剣や銃を学んでいたのは趣味だからではない。
一人娘であった彼女は自分が騎士として王様に仕える者になると信じていたから。
だから様々な知識をつけたり、ダンスやら裁縫やらを学ばされるのを彼女は意味のないことだと思っていた。
自分は嫁ぐのではなく騎士になるのに、と。
……でも、女性は騎士になれなかった。
まして、跡を継ぐなんてこともできなかった。
養子の弟を紹介された時にそれを聞かされた彼女は自分の無知さを恨み、今までの努力が無駄になったことに絶望した。
真実を知ったその日から数年が経過した日、彼女は年に一回行われる貴族間の狩猟大会に参加していた。
銃を扱える女性は何かと噂をされたがそんなこと気にせずに大会で実力を発揮したフレデリカさん。
そこで彼女はある人物の目にとまった。
それがツナくんの祖先であるというボンゴレ�祇い世辰拭�
銃の腕を褒められた彼女は複雑な気持ちになった。
�爐匹鵑覆墨咾�良くても私は騎士にも跡継ぎにもなれない。��
第三者に褒められることでそれを再確認させられたから。
落ち込むフレデリカさんに事情を聞いた�祇い枠狃�をボンゴレへ誘った。
誘いを受けたフレデリカさんは家名を捨てる覚悟でいたけれど、ご両親は彼女にふたつのプレゼントまでして彼女を送り出した。
ひとつは家紋の入った騎士の制服。
そしてもうひとつが私の新しい武器。
�爐修了�に動くただ一つ。刹那のうちに全てを無に帰す銀雪と謳われた、フレデリカのミニエー銃。��
その、模倣品。
１５０ｃｍ近くもある大きな銃なのに、拳銃よりもずっとしっくりくる。
憑依された時に彼女の能力がインプットされたというリボーンくんの憶測は正しいのかもしれない。
パァンと大きな銃声が辺りに静寂をもたらした。
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小学7年生(プロフ) - 星風みやびさん» 星風みやび様、コメントありがとうございます。3つもリクエストを頂けて助かります！ 考えてみますね！ (2021年1月4日 0時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
星風みやび - 正月で暇してたので更新嬉しいです！〇〇してみたけいなら、「好きって言ってみた」「猫耳つけてみた」「ポッキーゲームしてみた」「お化け屋敷に入ったら」がみたいです！ (2021年1月3日 22時) (レス) id: 41f261eb6e (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - シェリーさん» シェリー様コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。遅くはありますが、最後までお付き合いください^^ (2020年12月15日 23時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！続き楽しみにしてます！ (2020年12月15日 19時) (レス) id: ffb82a2b0d (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 雛。さん» 雛。様、コメントありがとうございます。拙い文にも関わらず、楽しんでいただけたようで作者も嬉しいです^^ (2020年11月18日 18時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学7年生 | 作成日時：2020年9月22日 23時
