第７５話 ありがとう ページ27
ソ「あら？お邪魔だったかしらん？」
主「ソ、ソフィア！？」
扉を開け、入ってきたのはソフィアとアラウディ。
主「何でここに？」
ソ「あんたら２人と同じ理由よー？」
ア「僕らもここにはよく来るんだ」
主「へぇー」
ソフィア達も手すりに手を掛け、４人は並んだ。
ソ「にしてもーさっきのは大胆だったわねー」
主「さっきの？」
ソフィアに腕で突っつかれ、首を傾げた。
そしてニヤニヤとして表情を見せる。
ソフィアは耳元で囁いた。
ソ「雲雀くんの頬にチューって・・・」
主「うわぁぁぁぁ！！！////」
雲・ア「？？」
いきなり大声で上げたことで驚いた２人。
話の内容は聞こえていなかったよう。
慌ててソフィアに顔を近づける。
主「み、み、見て・・・」
ソ「もち！」
主「〜〜〜〜！！！/////」
ドヤ顔で言うソフィアと目を合わせるのが嫌になった。
目を逸らし、その場にうずくまる。
顔から湯気が出そうなほど赤くなっているのが分かる。
いくら、自分からやったとはいえ・・・
いいや負けた感じのままでは嫌だと思ったから・・・
どんな言い訳をしてもやってしまったことに変わりはない。
主「・・・いつもやった後に後悔するんだよなぁ」
ソ「別に誰かに言ったりはしないわよ」
主「いや！あんたなら言いかねない！！」
俺は即答した。
しかし、ソフィアはそれに笑って答える。
その笑みに偽りとか、腹黒さとかはなくて。
俺は不思議そうな顔をした。
ソ「心配することないって。
どーせ、すぐにお別れなんだから」
主「別れって・・・」
ア「君らは未来から来たんだろう？」
それを聞いて、全てを思い出したかのように頭が回った。
雲「・・・直ったの？」
それは１０年バズーカの話だろう。
ア「恐らくね」
ソ「だからもうそろそろお別れの時間っしょ？」
主「そっか」
ソ「あれー？
もしかしてA、寂しいのー？」
主「違ぇーよ。
でも、もう少し一緒にいたかったなぁーとは思った」
空を見上げ呟いた。
ソフィアも俺と同じように空を見上げる。
ソ「まぁ、私はAからしたら大昔の人だからねー。
本来なら会うこと自体なかっただろうね」
主「そうだね。
ここではいい経験ができたよ」
俺はソフィアと目を合わせた。
主「ありがとう」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» それでも頑張ります！どーせ、暇になると思うからねー（笑）寝るのも飽きるはず……。 (2015年3月11日 21時) (
レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - Renさん» わかる！時間があるとつい…ね（笑） (2015年3月11日 16時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» 更新するよー！頑張るぜ！！ただ、休みが続くと今度は私の睡眠時間の方が多くなるからなー……。困ったもんだ。 (2015年3月10日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - Renさん» そっかー…休みか！その代わりに更新バンバンよろしくっ！（笑） (2015年3月10日 22時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» ありがとー！今週にはもう卒業だし、春休みが私を待ってるよっー！！ (2015年3月10日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ren | 作成日時：2014年8月28日 23時
