第７０話 自爆 ページ22
王「死ねェ！」
王の指が動いた。
それと同時にその場を動いた者がいた。
ツナだった。
主・リ・ジョ「！？」
ツナは王の持っていた銃に手を添えた。
その目はとても真剣。
だけど殺意なんて一切ない。
王「お、お前っ・・・！！」
綱「零地点突破・・・初代(ファースト)エディション・・・」
ツナがそう呟くと、銃が凍った。
銃と一緒に手も凍った。
そのことに驚き、腰を抜かす王。
王「な、なんだぁ！？
銃が！手がぁ！！」
ジョ「その技は・・・！」
綱「そう。これはあなたの技だ」
ツナは銃から手を離した。
王は何とかしようと手を振ったり、割ろうとしたりしている。
ジョ「無駄だ。
その氷が溶けることは決してない」
王「何をっ・・・！！」
綱「あなたは負けたんだ。
頼む・・・退いてくれ」
王「わ、私はまだ・・・！！！」
そこに慌ただしい足音が聞こえた。
ソフィア・・・ではない。
兵１「王よ！報告いたします！」
現れたのはアルベルティーニの兵。
その兵は今にも泣きそうな顔をしていた。
兵１「兵の大半がやられました！
城にもかなり侵入されています！
あとは時間の問題かと思われます！！」
王「そ、んな・・・」
王は床に座り込んだ。
口が震え、肩が震えていた。
すると俺の後ろから出てきた者がいた。
エ「お父様、もう無理よ。
止めましょう？」
王「わ、私は・・・」
エ「分かってる。
だからこそ、やり直すの」
王はエミリアを見た。
エ「もう間違った道を決して歩まない。
ねぇ、そうでしょう？」
エミリアの笑顔は本物なのか、どうかが分からなかった。
王はそれを聞くと手を下ろした。
誰もが諦めた。
戦いは終わった。
そう思っただろう。
王「なら・・・どうにもならないのならば・・・！！」
王が叫んだ。
手には爆弾らしきもの。
主「自爆する気か！？」
王「終わりだァ！！」
動く暇も、考える暇もほとんどない。
それでも俺達のボスは動いた。
考える必要もないから。
ガッ！
ツナが爆弾を取り上げ、ジョットが王を気絶させた。
エ「お父様・・・」
目が潤んだエミリアの肩に、手を置いた。
主「きっと、分かってくれるよ。
兄と一緒に頑張るんだろ？」
エ「ええ・・・！」
励ましになったのかは分からない。
でも、瞳は光を取り戻した。
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Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» それでも頑張ります！どーせ、暇になると思うからねー（笑）寝るのも飽きるはず……。 (2015年3月11日 21時) (
レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - Renさん» わかる！時間があるとつい…ね（笑） (2015年3月11日 16時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» 更新するよー！頑張るぜ！！ただ、休みが続くと今度は私の睡眠時間の方が多くなるからなー……。困ったもんだ。 (2015年3月10日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - Renさん» そっかー…休みか！その代わりに更新バンバンよろしくっ！（笑） (2015年3月10日 22時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» ありがとー！今週にはもう卒業だし、春休みが私を待ってるよっー！！ (2015年3月10日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ren | 作成日時：2014年8月28日 23時
