第６７話 姫の説得 ページ19
ソ「ちょ、エミリア姫！？」
セ「エミリア・・・」
エミリアの瞳も揺れていた。
それは、涙という意味の方で。
悲しい顔をしていた。
エミリアはセルジオを見た。
エ「お兄様も気付いてるんでしょう！？」
セ「な、何にだ？」
とぼけたような態度のセルジオ。
エミリアはセルジオを責めた。
エ「こんなの間違ってるって思ってるでしょう？
だって・・・これじゃあ、私達・・・」
エミリアの目から涙がこぼれ落ちた。
エ「敵同士みたいなんだもの・・・！！」
セ「！？」
俺は立ち上がった。
そして氷の刀を消滅させた。
エ「私、お兄様と戦いたくなんかないわ！
お父様は間違ってるの！！
人間同士で殺し合いなんて、おかしいのよ！！」
セ「だが・・・オレは・・・ここの王族だ」
セルジオの目から、光が消えていく。
セ「家のため・・・やらなくてはいけないことだって・・・」
エ「私だって“姫”よ！？」
セ「お前は女だ！
戦争などに参加する必要は・・・！！」
エ「女とか男とか関係ない！！」
主「そうだよ」
自然と口が動いていた。
けど、言いたいことを伝えよう。
主「女扱いすればだれでも喜ぶと思わない方がいい」
エ「お兄様・・・
もうやめましょう・・・？」
セ「・・・許されるのか？」
セルジオはエミリアに聞いた。
エミリアのその問いに即答した。
エ「許されるも何も、自分のことは自分で決めるものでしょう？」
セ「そう・・・だな。
それが普通だよな・・・」
セルジオはエミリアから視線を外した。
でもその目には光があった。
エ「私達でやり直せばいいの。
新しいアルベルティーニを作ってくのよ！
楽しそうでしょう？」
セ「楽しいことだけじゃないと思うけどな」
エ「それでも、戦いのない国を作りましょ！お兄様！」
セ「ああ、そうしよう」
俺はソフィアを見た。
視線が合うと、笑いあった。
いくら戦争と言っても、解決できることだってある。
俺は諦めてた。
セルジオを救うことを。
それは戦いすぎたことでそう感じたのか。
戦い慣れしすぎたことでそう感じたのか。
.
主「初めて・・・戦うことが怖くなったよ」
ソ「人は心を持ってるものだもんね。
私も少し・・・学んだわ」
リボーンの言ってたことはきっと・・・
“こっち”の戦い方なんだろうとわかった。
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Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» それでも頑張ります！どーせ、暇になると思うからねー（笑）寝るのも飽きるはず……。 (2015年3月11日 21時) (
レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - Renさん» わかる！時間があるとつい…ね（笑） (2015年3月11日 16時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» 更新するよー！頑張るぜ！！ただ、休みが続くと今度は私の睡眠時間の方が多くなるからなー……。困ったもんだ。 (2015年3月10日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
虹オオカミ(プロフ) - Renさん» そっかー…休みか！その代わりに更新バンバンよろしくっ！（笑） (2015年3月10日 22時) (レス) id: 57049296da (このIDを非表示/違反報告)
Ren(プロフ) - 虹オオカミさん» ありがとー！今週にはもう卒業だし、春休みが私を待ってるよっー！！ (2015年3月10日 22時) (レス) id: 9eaa592448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ren | 作成日時：2014年8月28日 23時
