君はいつでも太陽で 後編�� ページ47
コンラートは悔しそうに、ユーリにかかっている真っ白な布団を力いっぱい握り締めた。
ギリリ、と音が鳴りそうなくらい･･
彼の枕元には、ジュリアの青い首飾りがある。
美しい輝きを放っているのだろうけど、気持ちの沈んでいるコンラートには何も感じられない。
ただ虚しく、輝きを放っているだけ。
「貴方が怒ってくださるのなら、俺は何度でも貴方の事を『陛下』とお呼びしますよ」
空っぽの心。
徐々に広がっていくのは悲しみだけ。
負の感情が、コンラートの心を埋め尽くす。
「陛下････。･･一人は、寂しくありませんか？」
暗闇の中で一人取り残されれば、誰だって寂しくなるもの。
彼は、大丈夫なのだろうか････
ユーリを･･一人にするなんて･･･
コンラートの弱々しく伸びる腕は、ユーリの頬を撫でる。
「寂しいというのなら、俺は貴方の願い叶えますよ。」
「どんな方法でもね」
こんな弱気な発言を目の前でしたら、怒られるにちがいない。
『何言ってんだよ!!らしくねぇぞ!!』･･と。
「寂しい･･･思いをして欲しくは無いです･･･」
零れるように出た言葉は、自分の心をえぐる。
そして、耳の奥から聞こえてくるんだ。
『コンラッド･･･、･･コンラッド･･･』って。
頭の中には、彼が顔を歪めながら涙を流す姿が描かれていく。
そのユーリは立ち尽くし、動くことなく
口だけで伝えようとするんだ。
『･･･行かないで･･･コンラッド･･･俺はまだ･･･嫌だよ･･･』
『一人は嫌だ･･･みんなと一緒に････俺はまだ･･･』
･･･ただ、『俺はまだ』の後の言葉に、声がついてこない。
口ではちゃんと形が分かるのに。
声には出ない。
『生きたいんだ』
何度もそう、口の形を作るのだが
声はついてこない。
そして、彼の体は砂のように風にふかれ
中に消えていくんだ。
「ユーリ･･･ダメだ･･･ユーリ･･!!」
脳内でユーリが消えている事が、目の前で起こっている事とリンクしたその時、
コンラートは頭を抱えた。
そしてフラっと立ち上がり、鞘から剣を抜く。
「俺は決して、貴方を一人にしない」
「言ったでしょう。『違う所で再会している』って。」
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「ずっと、一緒にいます。陛下。」
剣の先は、コンラート自身の首に当てられた。
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響(プロフ) - 憐さん» まじっすかｗあざぁっすｗ私個人的に、ヨザックが「げーいか。」って呼んでる所がすき･･･ｗ (2012年4月25日 20時) (
レス) id: 273a0472eb (このIDを非表示/違反報告)
憐(プロフ) - 響さんのかく村田好きだw (2012年4月25日 19時) (レス) id: 103a150c86 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 憐さん» 私の書く村田は腹黒じゃないのよ。優秀と見せかけての純情ボーイなのさ(( (2012年4月25日 19時) (レス) id: 273a0472eb (このIDを非表示/違反報告)
憐(プロフ) - 大丈夫大丈夫w すんごい可愛かったよw (2012年4月25日 16時) (レス) id: 103a150c86 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 憐さん» ホント？ｗ可愛く書けてたか心配だったんだよね；； (2012年4月25日 7時) (レス) id: 273a0472eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響 | 作成日時：2012年4月15日 13時
