君はいつでも太陽で 中編�� ページ37
「えぇ。むしろついてるとか思っちゃってます。」
「･･･なにが？」
ヨザックは村田の姿を指差した。
「パジャマ姿の猊下だってなかなかお目にかかれないのに、眼鏡はずした状態とかぶるなんて、俺最高についてますよ。」
村田はいつも、誰よりも早く部屋に入り
朝、誰よりも早く部屋から出てくる。
つまり、村田のパジャマ姿を見るなんて、ユーリでも難しい話。
それに、カラーコンタクトを入れているとき以外眼鏡をはずさない村田が眼鏡をはずす時と言ったら
顔を洗っている時か、寝ているときくらい。
その貴重な二つが同時に揃っている今は、奇跡だとしか言いようが無い。
大げさかもしれないが。
「んなっ･･･!!」
村田は思わず顔を赤らめ、両手で顔を隠した。
その姿がおかしくて、ヨザックはククっと笑う。
「見るな!笑うな!!･･眼鏡っ!眼鏡ドコッ･･?!」
慌てた村田はさっきまで持っていた眼鏡を、ベットの反対側付近に飛ばしてしまったらしい。
しかし、かなり目が悪い上、顔を隠していたら眼鏡が見つかるはずが無い。
村田は必死に眼鏡を探そうと、ベットに手をかざした。
「眼鏡ドコー?!めーがーねー!!」
ヒーヒーしながら必死に探す村田は、耳まで真っ赤になっている。
その姿はヨザックのイタズラ心に火をつけた。
ヨザックは静かに、人差し指で耳を優しく撫でてみる。
「･･ぅぁっ･･･!!」
「･････」
「〜〜〜〜〜っ!!!」
「････ぷっ」
「笑うなぁあ!!」
いつもの冷静で大人な村田がどこへ行ったのだろう。
今は顔を隠すのも忘れて耳を押さえ、怒った猫のように真っ赤な顔でヨザックを睨みつけている。
なんとも愛らしい姿だ。
「･･･っあれ･･･？」
ボフッと音を立てて、村田の体はヨザックのベットに沈んだ。
いくら今まで寝ていたといっても、今は夜中。
村田も相当眠いはずだ。
「だいじょーぶっすかー？」
「･･んーっ･･へーき･･」
重たそうに体を起こし、再度眼鏡探しを始めた。
だが体は正直で、探す腕には力が入らず
カクリと体が下に沈んでしまう。
ヨザックはやれやれと言わんばかりに村田の脇に手をいれ、体を持ち上げてベットの上に寝かせた。
「軽いっすねー猊下。ちゃんと食ってますー？」
「んー･･一応･･･」
「ちゃんと食べてくださいね？ほら、寝て寝て。」
「･･っだめ!!」
村田はガバリと体を起こした。
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響(プロフ) - 憐さん» まじっすかｗあざぁっすｗ私個人的に、ヨザックが「げーいか。」って呼んでる所がすき･･･ｗ (2012年4月25日 20時) (
レス) id: 273a0472eb (このIDを非表示/違反報告)
憐(プロフ) - 響さんのかく村田好きだw (2012年4月25日 19時) (レス) id: 103a150c86 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 憐さん» 私の書く村田は腹黒じゃないのよ。優秀と見せかけての純情ボーイなのさ(( (2012年4月25日 19時) (レス) id: 273a0472eb (このIDを非表示/違反報告)
憐(プロフ) - 大丈夫大丈夫w すんごい可愛かったよw (2012年4月25日 16時) (レス) id: 103a150c86 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - 憐さん» ホント？ｗ可愛く書けてたか心配だったんだよね；； (2012年4月25日 7時) (レス) id: 273a0472eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響 | 作成日時：2012年4月15日 13時
