俺だけのアイツ。

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樹と北斗の妖艶なパフォーマンスを観た直後だからか、


つい北斗を取られたくない一心で、北斗を誘ってしまった。


とにかく早く戻って着替えて、そっと楽屋を抜け出した。


北斗との思い出の部屋に入って、北斗を待つ…


なんか、懐かしいな…


〜描ける夢は きっと叶うのさ〜♪

気付いたら、鼻唄なんか歌ってた…


北斗、、、

今まで抑えてたモノが、もう抑えが効かない…


好きで…好きで…

考えただけで、身体が熱くなる…


ガチャッ


北「…お待たせ。」

入るなり、昔同様 鍵を閉める。


それだけで、ドキドキする…


もう…隠さない。

正直に今の気持ち、伝えよう…


ドアの前、軽く腕を組み、真っ直ぐ俺を見つめる北斗…


大「北斗…俺…お前の事…ぅぐッんん…ぁっ」


また…北斗のキスで口を塞がれて、大事な事を言わせてくれない…


そんなのズルイ…


グッと力を入れて抵抗し、そのまま隅にあるソファに押し倒した…


北斗の上に跨る…


怒ってるかと思いきや、見下ろした北斗は意外にも笑顔で…


大「…北斗、言わせて欲しい…。

ずっと…やっぱり北斗が好きで…忘れらんないし、忘れたくない。

北斗が今、樹を好きでもいいから…

だから、俺も好きでいさせて…

たまにでいいから、俺と…」


急に北斗が起き上がると、あっという間に形勢逆転…


北斗に押し倒され、上から見下ろされた…


大「北斗……」


北「…そんな顔すんな。」


優しく頭をヨシヨシしてくれる…


北「…俺も、好きだよ。ずっと…。

でも、もう俺には樹が居て…こんな状態じゃ大我を傷付けると思って…余計に気持ち言えなくなって…

…大我、気持ち伝えてくれてありがとう…。

…抱いて、いい…？」


嬉しくて…幸せで…言葉になんなくて…

あぁ…嬉し泣きって、こういう事なんだなって凄い実感して…

溢れ出す涙を北斗が何度も指で拭いながらキスをしてくれた…


北「大我…可愛い…好きだよ…」


そう言ってくれる日が、また来るなんて…


北斗の首に腕を回して、

大「北斗ッ…好きッ…キスして…」


甘えれば、優しく微笑み甘いキスをくれる…


一瞬であの日の記憶が蘇る…


北斗…今日は…いっぱい甘えてもイイ…？


ぎゅっと抱きついた…


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