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●ひと休み 翔side ページ35

それはコンサートに向けてダンスの振り付けをしている時の事。

 


いつも通り軽く踊りながら身体に覚え込ませていた。


 


 
こんな時、気にするのはニノの腰。
 

 
和「ひゃー、相葉氏!ちょっと水とって!」

 
雅「自分で取れよ〜。」
 

和「疲れちゃったんだもーん。」

 

うん、雅紀とイチャイチャしてるし今日は大丈夫そうだ。

 



休憩を挟んで、いよいよ固めに入る。

 


今までは軽くだったけど、最後はしっかり動きも大きくして踊るんだけど…

 


 
俺は若干あやふやなとこが…笑
 


後で智くんに確認しよーなんて思って、講師の先生に挨拶をして今日は終了。

 



水を飲んだりストレッチをしたり、みんな思い思いに過ごしてる中、俺は部屋の隅にいた智くんに近づいた。

 


翔「智くん、さっきのとこなんだけどさー。」
 
 
智「っ!……」

 
 
俺が声をかけると肩をビクッとさせて振り返る智くん。

 
珍しく目が泳いでいる。

 

翔「大丈夫?ちょっと確認したいんだけど…」

 
智「あ、うん、いいよ。」

 


細かいステップを踏む智くんは、俺が分からなかった所をしっかり教えてくれた。

 

 
翔「ありがとー、助かった。」
 

智「ふふ。いえいえ。」

 

智くんはニコニコしてて、やっぱりいつも通りかなんて思った。
 

でも、額にすごい汗かいてて、首筋にも流れ落ちている。

 

そんな暑くないと思うんだけど…
 




翔「さと「お2人さーん、楽屋戻りますよー、」

 

不思議に思って聞こうとしたらニノの声が聞こえて。

 

智くんはドアの方に歩き出す。

 



でも、数歩歩いたところで智くんはその場に崩れ落ちた。

 

左膝をギュッと押さえて辛そうに息を吐く智くんに俺は一瞬頭が真っ白になる。

 


翔「さっ智くん!!」

 
混乱する頭を必死に整理して、目の前で苦しむ智くんに駆け寄った。

 


智「っ…はぁ、だいじょぶ…だいじょぶ、だから…」

 
翔「でもっ…」
 

 

和「大野さんっ!?」

 
俺の声に気付いたニノがリハーサル室に戻ってきて、智くんの様子に驚いて声を上げる。

 


智「ごめ、ね…大丈夫だから…っっ…」

 
翔「動かないで智くんっ、どうしよ…抱えても背中に乗せても膝痛いよね…」

 
和「肩貸すからさ、大野さん、立てる?」

 

 
智「っ…」

和「ちょっと難しいか…」
 

智くんの腕を肩に巻いて立ち上がってみたけど、右膝まで震えていて歩けそうになかった。

●ひと休み 智side→←◎嵐でよかった 雅side



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chun(プロフ) - 恋の方程式 (2014年9月21日 21時) (レス) id: ae6611c5ae (このIDを非表示/違反報告)
未菜(プロフ) - 相葉くんの喘息や智くんの膝は本当ですか? (2014年7月26日 8時) (レス) id: 128212235d (このIDを非表示/違反報告)
み~こ - めっちゃ感動しました! (2014年3月9日 0時) (レス) id: 8fa4a65b23 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - あいーー!!やっぱ、嵐はいいですねぇ・・・ww (2013年11月26日 15時) (レス) id: d33fa9f943 (このIDを非表示/違反報告)
幸翔(プロフ) - リクエスト応えてくださり本当にありがとうございます!!! とてもステキなお話でした・ω・ まさに私が読みたかったお話でした♪ 本当に、ありがとうございました (2013年5月21日 8時) (レス) id: 952cfd1469 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風月 | 作成日時:2013年4月7日 16時

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