シェアハウス物語 part3

◆◎兄弟喧嘩　智side ページ3

それはそれは些細な出来事。


　


夜俺がテレビを見ていると、落ち着きのない様子でリビングをウロウロするニノの姿。


　


智「ニノちゃん？どうしたの。」


　
和「んんー。相葉さんが帰って来ない！！」

　

　
今にも地団駄踏みそうなニノ。

　

智「相葉ちゃん？何で？」

　

和「今日ゲームやるって約束してんの！！」

　

智「あーそーゆーことね。」

　


　

バンッと目の前に出されたのは新しいゲームソフト。


　


まだ封も開けられてなくて、相葉ちゃんが帰ってきたら一緒にやる予定らしい。


　
昨日約束したのに、ってプゥッと頬を膨らませる。


　


　

智「まぁまぁ、少し仕事押してるんだって。テレビ見て待ってよ？」

　

和「うん…」


　



　



…


　




……


　




帰って来ない…


　


相葉ちゃんが…

　


帰って来ない……



　





隣りのニノもイライラが募る。


　



和「もういいっ！」


　


日付が変わった頃、痺れを切らしたニノは部屋に入っていった。

　
俺も眠くなってきたし、そろそろ寝ようかな。

　




　


　

　
「やるって約束したじゃん！！」

　
「ごめんってば！お偉いさんだったから断れなかったの！！」

　
「俺ずっと待ってたのに…」


　

騒がしい声に起こされて、リビングに降りるとニノと相葉ちゃんが言い合いをしていた。

　

松潤は困ったように笑ってる。


　




雅「謝ってるじゃん！！」

　

和「俺とその人どっちが大事なの！？」


　


何かもう、聞いてるだけだと完璧カップル。笑

　


　
雅「そんなのニノに決まってるじゃん！！」

　
和「…じゃっ、じゃあ、連絡くらいしてくれればよかったじゃん！！」


　
自分で聞いといてニノの方が好きって言われて照れるニノ。

　
まったく何してんだか。笑


　



和「相葉さんとやる為に我慢して待ってたのに！！」

　
雅「だから今日やろうって言ってんじゃん！！」

　
翔「あーもううるさい！！いい加減にしろよお前ら！」


　

あぁーあ。


　

翔くん雷落ちちゃったよ…



　
一瞬にして肩を落としてシュンとしちゃった２人。

　



翔くんはプンプンしながら赤い部屋に入ってしまった。

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