☆夜明けまで 翔side ページ30
ほぼ徹夜の頭じゃ、台本の内容なんて入って来なくて。
軽く読んだだけで眩暈がして来た。
ダメだ。
無理、読めない。
翔「ごめん…俺も寝る…」
五十嵐「うん。おやすみ。ブランケット使ってよ？」
コンサートの打ち合わせ終わりの潤を途中で拾う予定で。
アイツも今かなり忙しいから、顔見てから寝ようと思ったんだけど。
どうやら限界らしい。
ニノ達は既に寝息を立てていて。
ブランケットを被ると俺もあっという間に夢の中。
身体を揺すって起こされた時には、もうロケ地に到着していた。
潤「しょーくーん。おーきーてーー。」
翔「んぅ…」
潤「着いたよ！ご飯食べるみたいだけど、食べれそう？」
寝起きの俺に優しくしてくれる潤。
他のみんなはもう降りていて、車内には2人きり。
正直、お腹すいてないんだよね…
昨日もまともにご飯食べてないんだけど。
胃が小さくなっちゃったのかな。
翔「おれ、今はいいや。ごめんね？」
潤「いいよ、気にしないで。もう少し寝てる？」
翔「うん…そうしようかな。」
わかった、って潤は笑って車から降りて行く。
実は眩暈がまだ治まらなくて。
気分も少し悪かった。
隠し通せるかな、みんなに。
自信ないな…笑
現に、食う事だけが楽しみな俺が食事をパスしてるからね。
正直に言った方がいいかなぁ。
でも、貧血っぽくて、眩暈がして気分悪くて。
他に大きな症状も無いし、熱があるとか、そういう訳じゃない。
これくらいでわざわざ言うのも男らしくないよな。
色々考えてたら、また眠ってたみたいで。
今度はニノが起こしに来てくれて、ロケがスタートした。
進行役は俺。
芸人さんとニノが場を盛り上げてくれて、スムーズに進んでいた。
でも、俺は足元がフラフラして。
台本通り進める以外、発言も少なくなってしまう。
潤「翔くん、平気？進行役だけ頼むね。」
翔「ん…」
潤が近付いてきて、小さく耳打ちしてきた。
バレちゃってるよね。
…ありがとう。
進行役とか苦手なはずなのに…
俺のサポートをしてくれる潤。
ロケも終盤に差し掛かる頃には、眩暈と吐き気と、脱力感。
立っているのがやっとの状態だった。
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コトブキ(プロフ) - 風月さんの作品が大好きです。ニノを看病するメンバーとか最高ですし、それぞれの口調もそのまますぎて凄すぎます！これからも楽しみにしています！ (2016年3月28日 23時) (
レス) id: f06fc67b56 (このIDを非表示/違反報告)
さほ - 何度かリクエストを書いていただいたことがあり、とても嬉しかったです！次回作、まさに私が読みたいような内容なのでとても楽しみです！ (2016年3月24日 20時) (レス) id: 4b660b39fb (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - リクエスト書いてくれてありがとうございました！今までも先輩ネタ出てきて嬉しかったので次回作すごく楽しみです！！Part14まで多くのリクエストお疲れ様でした！ (2016年3月22日 23時) (レス) id: 3f0999aec9 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました！！大好きな作品のひとつになりました(^^)/ (2016年3月22日 14時) (レス) id: f906ffe324 (このIDを非表示/違反報告)
わんこ(プロフ) - 更新ありがとうございます(._.) これからも楽しみにしています^ ^ 自分のペースで、頑張ってください！ (2016年3月21日 12時) (レス) id: 9c56f82f34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風月
| 作成日時：2015年8月31日 22時
