◆俺の周りには 雅side ページ36
げほっげほっ…って。
廊下に響くのは俺の咳。
身体を丸めて楽屋を目指して重たい足を運ぶ。
今日は動物園の収録。
幸いメンバーには俺の体調不良はバレてないんだ。
みんなが仕事行くまで部屋に籠ってたからだけどね。笑
雅「ふぅ…」
熱あんのかな、俺。
やっとたどり着いた楽屋の畳に身体を投げ出して、自分で額に手を当ててみる。
雅「わっかんねぇ。笑」
よくわかんないや。
手が熱いの？おでこが熱いの？そもそも熱いの？平常？
考えるだけで頭痛くなってきたよ。
気を紛らすためにテレビを付けてみると、そこにはTOKIO兄さんの姿が。
あーそうだ、今日兄さん達収録あるよね？
挨拶行かなくちゃ。
会えるのは今のうちしかないなと思って、兄さん達の楽屋に向かった。
雅「失礼しまーす！」
長瀬「おー相葉！久しぶりだなぁ！」
雅「お久しぶりです。20周年、おめでとうございます。」
国分「ありがとう！お前らも15周年だろ？おめでとう！」
雅「ありがとうございます！」
暖かく迎えてくれた5人に囲まれてしばらくお話。
でも身体が怠くて、これ以上ここにいるとヤバいかもしれない…
きっと、表情が引きつって来ちゃったんだろうね。
松兄が近寄ってきて、グイッと顔を覗き込んできた。
松岡「おい相葉。具合悪いんじゃねーか？」
雅「え？いや、そんなことないっすよ。」
城島「たしかに、顔色悪いんちゃう？」
山口「あー熱ちょっと高そうだなぁ。１回ここ座りな？」
あっという間に熱がバレて、長瀬くんの隣に座らせられた。
でも座っても身体がフラついて危なっかしい。
気が抜けちゃったのかな…
長瀬「お前ほんと大丈夫か？ここ横になっちゃえ。」
雅「あ、いや…だいじょぶ、です…」
松岡「これ飲める？水分たくさん摂った方がいいぞ。」
畳に横になった俺の身体を抱き起してくれた松兄が、コップに注いだスポーツドリンクを飲ませてくれた。
こんなにお世話になっちゃって情けないな俺…
山口「収録平気そう？松本とか呼ぶか？」
雅「いやっ、それだけは…大丈夫ですから…」
国分「じゃあもう少しここで休んでいきな？」
優しい兄さん達は嫌な顔ひとつせずに、時間ぎりぎりまで看病してくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 654人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風月(プロフ) - 楽しく書いていきますが、それ以上に皆様に楽しんで頂けるように努めていきます。引き続きよろしくお願い致します！ (2014年11月2日 16時) (
レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
風月(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます。思うように更新出来なくて、読者の方々にこれじゃ失礼だと感じておりました。楽しみにして頂けてる以上、責任を持って発言しなくてはいけないと反省しています。次からpart11に突入致しますので、心機一転頑張っていきます。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: 2bb52e5072 (このIDを非表示/違反報告)
桃 - 私ははなさんの意見もわかる気がします。お話面白いし、楽しみにしてるからこそそう思うのかも。ツイッターも「更新します！」じゃなく「更新しました！」でいいのではないでしょうか？はなさんのおっしゃってることはそう言う意味だと私は感じました。 (2014年11月2日 16時) (レス) id: c7b2c03bae (このIDを非表示/違反報告)
ペリぺり - この小説が、本当に大好きです！何があっても私は、風月さんを応援しています^_^ (2014年11月1日 22時) (レス) id: e181459e50 (このIDを非表示/違反報告)
さおり(プロフ) - この小説、私も好きですよ！風月さんのペースで更新して下さいね。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: c9e662af03 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風月
| 作成日時：2014年8月12日 14時
